投資を始めようと思った人はなぜか株を買います。理由は不明ですが株を買ってしまうのです。これって非常に短絡思考だと考えます。仮にクルマや自転車、バイクを買おうと思った場合に何も考えずにモデル名や見た目で買うでしょうか?違うと考えます。
クルマ、自転車、バイクを買う場合は自分の目的に合わせて買います。特にバイクの場合は免許を持っているかで選択肢が変わります。一方で株の場合は良くわからないけど何となく買っていると考えます。
投資入門書の衝撃
書店で投資入門書を立ち読みしてみて下さい。実は内容の半分がいわゆる投資術ではありません。何かというと、節約術です。保険を見直す、通信費などの固定費を考える、定期購読、月極、サブスクを見直してみるなどです。
特に月額数百円の安価な出費を見直すことの重要さを本の前半で説明しています。
月々1000円の節約は簡単
月々1000円を節約してみて下さい! と言ったら誰でもできます。1000円の昼食を500円にすればその月は達成です。 でも、1000円って大したことが無いのでは?
そう思う人は一日で10円つまり単位株で1000円上がる株を見つけて下さい。非常に厳しいのではと考えます。はっきり言って見えません。
こういうことです。千円を株で儲けるのはギャンブルに近く難しいです。一方で1000円の節約は確実にできます。2日間1000円のランチを500円にするだけです。
この確実さが節約は一般人の最高の投資と言われるところです。
貯金に近い投資
インデックス投資と言われる地味な物があります。年間に5%程度上がると言われています。10万円が一年間で10万5千円になります。100万円なら5千円。
株の値上がりなら一日で何十万と儲かるので、インデックス投資は地味です。でも、安定はしていると言われています。投資なのでリスクはありますが、ロングセラー本である『ウォール街のランダムウォーカー』では、積極的に投資するトレーダーより、インデックス投資に預けて放置した人のほうが勝率が高かったと言われています。
だから、素人が手を出す投資として
節約してそれを定期預金やインデックス投資に入れる程度が良いと考えます。
あと、インデックス投資は地味ですが、仮に年利5%で20年間投資したとすると2万6千円になります。倍以上です。時間の力は非常に強いと考えます。