抽象的なテクニックから距離を置くと貯金できます

 


お金を貯めるなど何かを達成したい時に

「10年間で1000万円貯める」「家計を見直して節約する」「日頃の行動を節約モードにする」

などとしてないでしょうか? これらの目標は全て具体性がない抽象的な目標です。10年間で1000万円は具体的に見えますが、具体的にどうするかは見えません。ちなみに計算すると一ヶ月あたり8万3千円を10年間続ければ1000万円にギリギリ届く程度の貯金ができます。

抽象的な目標は自分自身を欺いています

1000万円を10年で貯めるという目標を考えたとします。この場合は具体的に何をするのでしょうか? 実はこの目標では来年になっても何も変化しません。

更に、失敗なのか成功か、そもそも実現可能なのかも把握できません。実行もできないし、評価もできないわけです。ただ、目標を決めたという自己満足感だけ残ります。これって自分自身を欺いているということです。目標を決めて進んでいる気分はありますが、実際は何も動いていないということです。

行動は具体的な目標が必須

1000万円を10年間月額にすると最初の説明の通りで8万3千円です。これを10年続ければ目標を達成できます。そして、今月に8万3千円の貯金が出来ていなければ失敗したと分かります。

そう、具体的な目標が有れば何をやれば良いか分かります。そして、出来なかった場合は失敗と分析することができます。

精神的にはキツイですが、これが具体的な目標の大きな利点です。

「臨機応変に適宜対応」(銀河英雄伝説 第12話 帝国領侵攻 アンドリュー・フォーク)は説明に聞こえますが、意味がない言葉です。はっきり言って何も行えません。また、臨機応変や適宜対応は目標を達成できなかったときの言い訳としても使えます。

目標を設定する場合は確実に具体的な物を設定して下さい。

アンテナを張る

よく政治家が言う言葉で「アンテナを張る」と言う宣言があります。漠然と情報を収集するという意味ではありますが何の説明にもなっていません。こういう言葉を言う人は自分に甘かったり、臨機応変や適宜対応という言葉で全員を騙しています。注意して下さい。

そして、あなた自身もその様な意味のない抽象表現は使わないで下さい。



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