テレビやネットは希望や不安をあおります。
完全なる嘘は無いと思いますが、非常に珍しいことである可能性はあります。
そう、めったに起こらない事実を、よくある事実として伝えられることです。
希望を煽る例としては
FIREで早期退職して、資産運用だけで生活している。
フリマサイトを利用して自分の好きなものを作って売っている
高いランチを食べている。高級車を持っている
などです。
不安をあおる例としては
老後2000万円問題。
相続とか空き家問題
医療費が高くつく問題
新テクノロジーに関する悪影響
などです。
ただ、どうでしょうか? テレビやネットではお馴染みの話でも
家族、友人、知人、仕事仲間でこのような話を聞くでしょうか?
テレビやネットで見たという人はいると思いますが
交流関係でそういうことを体験しているという話は聞かないと考えます。
第一章 都市伝説
都市伝説ってご存じでしょうか?
私が良く聞いたのは、音楽著作権協会の暴挙の話です。
昔からやっているピアノバーに営業開始日から未払いの音楽著作権の使用料を請求されたという話です。
音楽関係の飲食店が高額な著作権料を請求されて廃業したという話です。
ただ、実際にそのような話を聞いたことはありません。
もし、本当にあるのなら、どこかの大都市のそのような情報が聞けると思います。
あー、あそこの店ですね。みたいな話です。
私もその話を飲食店でしたら、そこの店主が
「その話って都市伝説じゃないの?」
と言いました。その人も実際に音楽著作権協会に店を潰されるという噂話は聞いたことはあるが
実際に潰されたという話は全く聞いていないとのことです。
また、BGMとして音楽も流しているし、時々ライブをやっているが
騒音の苦情や物を売る営業の突撃はあるが、著作権協会は来たことは無いとのことです。
実際著作権協会は一年に一回程度、生演奏を提供するような店を訴えたという話をしていますので
嘘ではないですが、それほど周りが気にする程度の話ではないと聞きます。
ちなみに、小規模な飲食店であれば一か月の使用量は数千円なので最初から加入しているとのことです。
このように極端に頻度が低い問題も、よくある日常として勘違いされていることが多いです。
第二章 六次の隔たり
六次の隔たりという言葉をご存じでしょうか?
ものすごく単純化すれば、友達の友達を6回たどれば
誰でも、ビルゲイツやイーロンマスク、ウォーレンバフェットとつながるって話です。
先ほどの廃業したピアノバーのような話も、「六次の隔たり」によって
具体的な話として聞けるわけです。
職場で聞いても、「あー、新宿8丁目のあのジャズクラブね」って話になるはずです。
ただ、そのような話を聞けないということは事実であっても非常に微小な事実である可能性があります。
老後2000問題にしても、本当に問題なら交流関係で聞けるはずです。
祖父母の空き家が崩壊して隣の家に賠償を支払ったという話も、交流関係では聞きません。
大企業の社長、FIREした人、不動産で不労所得を得ている人
LGBT、身体障碍者、反社会勢力、銀行員、芸能人など
知覚できる六次の隔たりを使ってもそれほど見つけ出せないと考えます。
第三章 別経路で再確認する
テレビで情報を得た場合は、交流関係に話を聞いてみて下さい。
テレビでスマホが良いと聞いたら、周りに話を聞いてみて下さい。
知らねーよって言われたら、現時点では導入は早すぎると考えてください。
遠い交流関係のテクノロジー好きが使っていると聞いたら、まだまだ、テクノロジストの玩具と考えてください。
ファッション好きな友達の友達が使っていれば、感度が高い人が見た目で導入していると考えてください。
友人から聞いた話も、別の「六次の隔たり」を使って確認をしてください。
それで似たような話を聞ければ、その情報を元に行動しても良いと考えます。
私が高校生の時に聞いた話ですが
ある親御さんが子供から、みんなこんな靴を履いているから欲しいと言われました。
しかし、その親御さんは靴を買う前に、実際に学校に行き下駄箱を見に行きました。
でも、普通なスニーカーばかりで、子供が欲しいと言っている靴はごく少数でした。
この話も、息子のごく狭い関係を全てだと思うことを疑う事から始まっています。
そして、このような間違えが普段の生活から起こっているわけです。
だから、情報に反応する前に、情報は別方向で確認してください。
第一章 都市伝説
- 都市伝説は本当なのかと疑います
- その出来事が実際にあったのか聞きます
- マスコミのレアケースには反応しない
第二章 六次の隔たり
- 友達を6回たどれば有名人にたどり着ける
- 六次の隔たりで聞いた話は信ぴょう性があると考える
- よくある事実と思い込むのを止める
第三章 別経路で再確認する
- マスコミと交流関係のダブルチェック
- 交流関係に聞いて知らないと言われたら導入は避ける
- 二つの交流関係をチェックに使います
今現在、ChatGPTというAIチャットボットが流行しています
昨日、テレビで特集をやっていました。
この場合に、友人知人に話を聞けば今の普及率が分かります。
私の場合は、一次のつながりで8割の方が実際に使ったことがあると言っていました。
ただ、実際の仕事で使っているかと言われたらそれほどでもないと言われました。
確かに、GhatGPT単体では面白いですが、仕事で使うかと言われたら、疑問に思ったり
とりあえず、使い方を模索しているという話です。
これなら、特に興味が無ければ様子を見る程度で良いと考えます。
把握していないご先祖の家が倒壊して損害賠償って話も
テレビのニュースやネットでしか聞きません。当然、自分の家族ではないし
それで苦しんでいる交流関係も聞いたことがありません。
FIREをして金銭的独立をしている人も交流関係では聞きません
興味があってFIREについて調べたり、投資をしているという程度の人なら聞きます。
このように、マスコミだけで煽っている話の殆どは生活には実害が無い話であり
特定の交流関係が騒いでいる問題も、別の交流関係では全く意識していないということもあります。
あなたの不安を煽るという意味では検索エンジンの構造も問題です
仮に老後2000万円問題についてググったとします。
そうすると、あなたの不安を煽るニュースやブログばかり検索されます
検索エンジンはあなたが信じたいことを増幅する仕組みになっています。
あるものが欲しいと思えば、強烈に欲しくなる方向に
あるものが怖いと思えば、強烈に怖くなる方向に向かっていきます。
だから、意識すればするほど考えが極端になります。
ここで重要なのは、複数の人間系を使って再確認することです。
本当に重要なものなら、複数の人間関係で同一の見解があります。
スマホが重要なのは複数の人間関係で所有しており、実際に使っているからです。
食器洗剤は重要なのは、複数の人間関係で全ての人が使っているからです。
ただ、野菜が洗える食器洗剤は、複数の人間関係ではすべての人は使っていません。
一部のマスコミや、その手の商品に引っかかってしまった特定の集団だけです。
この場合は、自分自身の生活に、洗剤で野菜を洗うことは考えなくて良いわけです。
人が問題に思うのは、それが問題だからではありません。単にそのことを知ってしまったからです。
だから、知った場合でも複数の人間関係を使って情報を再確認してください。
そうすれば無駄な行動と出費がなくなり貯金が出来ます。