物知りな人とか博識な人ってどの様な印象がありますか? 昔ならすごい人という印象でした。しかし、今ではそんな知識はググれば出てきます。そのため知識としての価値が非常に低いです。
知識を語りすぎると浪費癖が
少しだけ知った知識を使って話や助言をしていると、それにつられて悪い癖も付きます。それは、手に入れた情報を闇雲に実行してしまうことです。テレビで見た面白そうなグッズを買ってしまう。コンビニスイーツに手を出す。週末に流行の場所に遊びに行くなどです。
浪費癖を止める第一歩は経験なき助言を止めること
テレビやネットで見た便利技を知識だけで相手に教えることは止めて下さい。これが経験がないことを助言するという悪い癖です。この癖を止めることで手に入れた情報を実行してしまう癖も無くなります。
知識を手に入れないは問題です
だったら、ミニマリストが推奨する「テレビやSNS,新聞から距離を置く」という方法はどうでしょうか? 確かに良さそうですが私はおすすめしません。
この方法論って2つの問題があります。まず1つは新しい情報が手に入りにくくなるためです。現在のミニマリストは「今の最新技術」を更新せずに未来に行こうとしています。昔に例えれば「固定電話で十分、携帯電話とかFAXとかパソコン通信とか要らない」と言っているような物です。今の言葉に置き換えれば「LINEとかスマホがあるから、もう新しいものは要らない」ということです。しかし10年後はLINEも無いと思うし、スマホに変わる通信デバイスが現れているかもしれません。
だから、ミニマリストの今の最新情報を固定してこれからの情報をブロックして生きるという方法は無理があると考えます。
2つ目の問題としては、情報を選ぶ力がなくなるからです。情報は手に入れるが、自らの力で選択して実行するという考え方が非常に重要です。例えると「お菓子という存在は知っているが、自分は食べない」と「お菓子という存在を知らないから食べることができない」は違います。後者の場合は自分でお菓子から守っているというより、違う圧力で守られているということです。これが親であったり配偶者であったり、会社であったりするわけです。
はっきり言って権力に守られているから安全というわけです。これでは、何らかのきっかけでお菓子が入ってきたら際限なく食べてしまう問題は残ります。
だから、知識は手に入れるが行動するかは別!という考えは重要です。
情報は手に入れる。何を実行するかは自分で選ぶ。そして実行して成功すれば誰かに広めるという考えで、よりお金を使わない人生を過ごせます。