何をやっても文句は言われると考えると貯金できます


皆さん、物事をよりよくしたいですか?
当然だと言われそうですが、お金を貯めるという意味では間違っています
まず、物事を良くしたいという探求心は悪い事ではありません。
経済学でも言われていますが、物事をよくする、つまり生産性を上げないと経済は発展しません。
これは事実ですが、いわゆるマクロの視点です。そう、全体的な視点です。
しかし、ミクロの視点、個別な視点で考えると非常に高い労力になります。
ではどうするか? そう、「これで良い」という点を自分で定義することです。
分かりやすい例として自転車のメンテナンスについて考えます。
ロードバイクなどのレースやツーリングを行う人は「これで良い」と言う点が高いです
一方で、実用車を通勤の足として使っている人は「これで良い」と言う点が非常に低いです
自転車愛好家は壊れる前に部品を交換するが、普段使いの人はパンクしてから考えるわけです。
チェーンだってさびて伸びまくっています。でも気になりません。ただ、愛好家からみたら酷い扱いです。
これだけ聞くと普段使いの自転車は問題あると言われそうですが、実はこちらの方が生活と言う意味で良かったりします。
理由は、普段の問題が全くないわけです。それによって仕事や生活に問題が出るわけではありません。
自転車に関しては「これで良い」という視点が非常に低いわけです。

第一章 無意味に「これで良い」のレベルを引き上げません

先ほどの自転車をメンテナンスすると考えます。
少しでも異音がしたら部品を交換すると考えます。そうすると何が起こるでしょうか?
ほぼすべての回転する部品を交換したくなります。ハブベアリング、ボトムブラケットです。
そうするとブレーキの事とか、チェーンの事とか気になってきます。
確かに自転車にとっては良い事ですが、生活と言う意味では余計な神経を使ってしまう問題が発生します。
自転車以外も物事って目の前の問題を解決すると、第二の問題が第一の問題に浮上します。
だから、何をやっても満たされないわけです。
あと、自転車の場合は最高の手段で問題が解決できます。
それは、定期的に新車に変えることです。どこかがガタ来たら新車に変えれば問題は全て変わります。
しかし、物事全ては自転車のように古い物を捨てて新しくすることなどできません。
なので、出来ることは「これで良い」と言うレベルを引き上げないことです。
自転車でいうと、パンク修理やチェーンへの給油はするが、それ以上はやらないと決めるわけです。
仕事で提出する書類も完璧な物ではなく、上司が求める最低限の基準を満たせば良いわけです。
具体的には、期限は守るが無理に早くしないとか、上司が求めていない過剰な装飾はしないなどです。

第二章 ノーマル状態で製品を利用してみます

物を買った時に関心ある分野程、物事が気になります。
自転車は好きな部品でカスタムするのに、クルマはそのまま乗るとか
パソコンはカスタムするが、自転車は整備しないなどです。
この、自分か関心を示している分野に関して、工場出荷時のノーマルで使ってみてください。
別に最後まででなくても、最初の数か月だけ工場出荷時の仕様のまま使ってみるなどです。
そうすると、分かることがあります。
カスタマイズするのは必要ではなく、好きでやっているという事がです。
自覚するのはその点です。まあ、大好きな趣味ならそれが分かったら思いっきりカスタムしてください。
一方で、仕事とか生活などで無意味なカスタムやアップグレードをしている場合ならそれを我慢して放置してください。
目の前の現象を問題だと思うと手を入れたくなります。
だから、目の前の現象に反応しないようにします。
その目の前の現象に反応しない方法として、とりあえず製品をノーマルで使用してみることをお勧めします。

第三章 何をやっても文句は言われます

工場出荷時の製品をカスタムしたいという欲求は誰にもあります
もちろん、製品設計の段階でより良い物と考えて作られているのに
それに対する不満があるわけです。
そう考えると、私たちが何をやっても永遠に文句は言われると考えます。
これに対して、より完璧にしようと考えないでください。
完ぺきではないかもしれないが、現実的な妥協点を探ってこうしたと考えてください。
気持ち悪いかもしれませんが、そう思ったら関心のないものに対してどうしていたか考えてください。
クルマは工場出荷時のまま乗っている。自転車はパンクしたら修理する
パソコンも良く分からないけど壊れるまで使う
これらと同じことを、現在注力している分野で行えばよいわけです。
そして、自分がやったことに対して文句を言われたら、明らかな欠陥でない限りそうしたと明言してください。
反対に他人がやったことに対しても、特に問題が無ければ指摘などしないでください。
その両方の考え方で思考の無駄をなくすことが出来ます。

まとめです

何をやっても文句を言われる背景としては、何か意見を持たないといけないと言う圧力があります。
全ての事に対して意見を持ち、それに対して回答しないといけないという考えです。
今流行のChat-GPTに欠けるところもそれです。
Chat-GPTって、明らかに知らないことに対しても回答してしまう弊害があります。
これは、あとで人がチェックするという前提のChat-GPTだから許されることです。
もし、人間なら、分からないことや未知の事に対しては「知らない」と答える必要があります。
無知の知という言葉があります。自分の知らないことを自覚することです。
これが出来るからChat-GPTより人間の方が賢いわけです。
もし、人がChat-GPTみたいに何でも完璧にこなそうとしたら
全ての物事に関して永遠に探究して疲れてしまうと考えます。
今すぐ、不必要な探求を止めて、あえて自分はここで探求を止めていると宣言してください。
そして、何かやって文句を言われた場合は、特に実害が無ければ聞き流してください。
社内文書を作って、社外の人に理解されないではないか?と突っ込まれたら
「確かにその通りですね。ところで、その文書って社外の人に見られるのでそうか?」
と聞いてください。
私としては、社内文書に対して社外の理解を想定することが無駄だと考えます。
そして、そういうツッコみをしてくる上司や先輩は出来ない人ではないかと疑います。
あと、何に対しても探求してしまう人って悪い言い方だと依存性だと考えます。
だから、知性を持った人になりたければ、無意味な探求と言う欲求を止めてください。
酒、たばこ、食事の欲求を止められないと健康に悪いとされます。だから止めるわけです。
無意味な探求心もそれと同様です。そして、意味のない探求心を止めることで無駄な行動が減り貯金できます。

違う世界の人を相手しないと貯金できます


お金が貯まらない人は無駄をしています。当たり前です。
その無駄の一つは、違う世界の人を相手していることです。
いわゆるレベルが違う人を相手にしているということです。
簡単なチェック方法としては
あの人はこんな基本的なこともわからないと愚痴る
あの人はいつも難しい事を話してムカつく
こんな事は無いでしょうか?
そう、人間関係で見下されたり、見下したりすることです。
これが起こる理由は違う世界の人を相手にしているからです。

第一章 IQが20違うと対応できない

IQ,つまり知能指数が違いすぎると話が出来ないという事実があります。
ここでのIQは広く考えて、EQや運動神経、コミュニケーション能力などと考えて下さい。
それらの違いがありすぎると対応できません。
コンピュータサイエンスや法律などの専門外のテキストを読んで理解できないのは
本が悪いのでも、あなたが悪いのでもありません。書き手と読み手のレベルが違いすぎるのが原因です。
スポーツでも野球の打席に立ってそこそこ打つことが出来て出塁出来る人はレベルが合っています。
一方で空振りやまぐれ当りしかしない人はレベルが違いすぎるわけです。
これらを相手や自分の責任だと思うことは止めて下さい。
また、レベルが違いすぎる事は無理に攻略しようと考えないで下さい。
学校教育の仕組みが悪いのですが、一律に同じことを教えようとすることを正しく考えないで下さい。
仮に適切に教えることが出来れば、平均点は95点位で全員の点数がそのあたりでばらつくはずです。
クラスで野球の試合を開催してもプロ野球のようなゲーム展開が見られるはずです。
プログラミングの教室で全員が素晴らしいプログラマになるはずです。
でもそんな事はありません。

第二章 説明できないのは当たり前

出来る人はできない人に説明できるという考えは完全に嘘です。
先程の知能指数が違いすぎると話ができないということで説明できます。
算数や数学が出来る人は、出来ない人のつまづく意味が分かりません。
野球が上手い人は下手くそな人がどうしてボールを打てないか理解できません。
だから、説明の仕方が悪いからその事を真に理解していないとは思わないで下さい。
仮に出来る人は誰にでも説明できる世界があったとします。
そうであれば、英語も簡単に話せ、野球もそこそこ楽しめ、法律文書も難なく読む
決算書、古文、化学のデータシート、難しいゲームのルールなど
簡単に理解できているはずです。
でもどうでしょうか? そんな教材や教え方には出会っていないのでは無いでしょうか?
だから、あなたが自分の得意な分野を教えられないのは当然でありお互い様だと思って下さい。
あの、イチロー選手だって野球が下手くそな人がそこそこ楽しめるようにすることは無理だと考えます。
トップミュージシャンが下手くそな演奏をする人をよくすることも出来ないと考えます。
そう、説明できないのは当たり前だと考えて下さい。

第三章 環境が人の能力を作るは嘘

誰でも社長や政治家の椅子に座らせればそこそこの成果を出すことが出来る
こんな話を聞いたことがあります。ただ、これは例外だと考えて下さい。
何も能力が無い人が権力だけを得て良い成果が出ることの方が例外です。
サクセスストーリーとしては夢があるのでウケが良いだけです。
受け売りですが、アメリカのバスケのプロリーグ NBAの選手の出身を調査したら
多くは全米大学体育協会の選手であったと言われます。
家庭的に恵まれ、英才教育を受けた人がNBAの選手になるわけです。
ただ、イメージとしては、スラム街の貧困層がストリートバスケで勝ち上がったヒーローです。
これも無いわけでは無いですが、例外と言われています。
会社で偶然、異動が行われ異業種の職種で成功したという話も例外で
普通はこんな事が起こったら、仕事が合わなくて潰されてしまいます。
これからは人工知能だということで入門書を読んでも全く意味が分からない人は
その方面のセンスは無いと諦めるのが得策です。
少し説明を聞いただけで、バッティングが出来て出塁できる
コンピュータを操作してプログラムを組むことが出来る
クルマやオートバイで速く走れる
絵をうまく描ける、工作が出来る、彫刻が出来る
こんな人はその世界がに合う人です。。
一方で何か違和感があればその世界は向いていないということです。

最後に

難しい本を読めばその分野がわかる?
もし、それが正しければ学校の成績は全員が満点です。
では無いのであれば、自分のレベルに合わない難しいことは無理だと認めて下さい。
そんなことをしたら、世界は狭まると言われそうですが、それは間違えです。
それぞれの人の程度に合った理解できることは多く存在します。
古い話だが、バスケのトッププレイヤーであったマイケル・ジョーダンがプロ野球選手になったことがありました。
結果としてはよくありませんでした。
難しいこともやれば成果が出ると言うのは、あのジョーダン選手でも出来なかったわけです。
だから、違う世界の人を無理に相手する事は止めて下さい。
無理だし、時間やお金の無駄です。
他にもよく聞く話としては、どうしたらリッチな人が集まるパーティーに出席できるか?
というものです。あれも間違えで、パーティーに出たからリッチになれるのではなく
リッチだからそういうパーティーに出席出来るわけです。
そんなパーティーに一般人が参加するのはそれこそ、お金と時間の無駄使いです。
無駄使いを止めてぜひ、貯金できるようになって下さい。

当事者意識を持たないと貯金できます

 

当事者意識を持つことは重要だと会社の新人研修で習います。
一社員でも経営者の考え方を持つことです。
常にコストと広い視野でのビジネスを考えることを全社員に求めさせる考えです。
これは、社員のためではないことを意識してください。
そりゃ、これって、責任は大きく、給料は小さくです。
悪い例だと、コンビニのスタッフに売れ残りに対して責任を取らせるものです。
某飲食チェーンでバイトが皿を割った場合に弁償させるという話もありました。
それらは経営者レベルで吸収される話です。別の部分で大きく勝つために一部で負けるというわけです。
これが許されるのは、負けを吸収できるだけの勝ちがあるからです。
ただ、スタッフの場合は、負けは吸収させるのに、別の勝った部分を与えられないわけです。
バイトに負けを押し付けて、おいしい部分だけ経営者が手に入れることが出来るのです。
私もそうでしたが、そういう考えで洗脳されていたからあとで軌道修正が必要になるわけです。
これは正しいとか間違っているという意味ではありません。どちらも正しいのですが
お金が貯まるという意味では、下手に当事者意識を持たないほうが良いわけです。

第一章 アルバイトから重役は宝くじです

最初に、人生の逆転劇を宝くじやギャンブルに望まないでください。
100万円を大穴に突っ込んで未来に賭けるのは無謀です。
宝くじでは良い実験があります。YouTuberのヒカキンさんが300万円の宝くじを買ってどうなるかです。
当たったら高級腕時計を買うみたいな話を知っていますが、腕時計が買えるどころか、200万円の損をしたわけです。
あの動画を見ればギャンブルに人生を賭ける馬鹿さが分かります。
では、経営者の視点を持ったアルバイトの話です。
身近でアルバイトからその会社の経営者になったというサクセスストーリーを聞いたことがありますか?
言っておきますが、テレビや週刊誌やネットニュースの話ではありません。
実際に交流関係で聞いたかです。
残念ながら、私はいません。
そう、そんなことをしても、単に会社の便利屋さんとして人生を終えるわけです。
中堅企業なら、高学歴新卒社員が上司になり、あなたはアルバイトのままです。
さらに、自分自身がキーパーソンであるというのも妄想です。
だから、止めると言われても、飲み会一回でお別れなわけです。
そして、それほどあなたと言う戦力はそれほど必要でなかったということがわかります。
もちろん、アルバイトから重役と言う話はあります。
しかし、それは宝くじで高額当選する位の低い可能性です。

第二章 当事者意識を持たない人を観察します

アルバイトから重役と言う話を信じている人は、新人研修の洗脳にはまりやすい人だと考えます。
だから、経営者の特権を与えられないのに、経営者としての職務を果たそうとするのは止めてください。
だったら、経営や隣の部署の事を知ることは悪い事なのか? それは違います。
会社の経営状態や隣の部署、自分が携わっている製品の顧客についての情報を知ることは重要です。
でも、知るだけにとどめてください。
あまり、ことわざの類を出したくないのだが、ここで役立つのは「能ある鷹は爪を隠す」です。
知識と言う爪はあるが、職務を超えた部分では爪は隠すという事です。
極端な例ですが、前職がコピー機のサービスだったとします。
その場合でも転職先のコピー機を修理してはいけません。それは職務を超えているからです。
周りから言われても、メーカーが違うから無理とか、私はこの機種の担当ではなかった、部外者が触れると保証が無効になるなどと言って逃げてください。
自尊心も捨ててください。別のスタッフが修理に成功した場合も元サービスマンとしての劣等感を持たないでください。
嫌らしいですが、ここで重要なのはその修理したスタッフを凄いと褒めることです。これで、コピー機修理と言うババはあなたの手札から消えたわけです。
この、当事者意識を持たないという考え方は、周りを観察すると分かります。
コピー機が壊れた場合に周りを見ると
隣のフロアのコピー機を使っている。総務に修理依頼をしている。後輩に対応をするように促している
そう、デキると言われる人ほど、そんな対応です。
デキる人はある事を知っています。少なくともコピー機を直したところで評価されないことをです。
仮にコピー機を直せると分かった場合は、絶対に次から声がかかります。こうなったら終わりです。
仮に、コピー機の修理に半日かかったとします。その間、同僚は営業など仕事をしています。
あなたは半日分、営業の仕事が出来なかったわけです。
そして、同僚より成績が悪いと査定を下げられます。そう、全くコピー機の修理が評価されないわけです。
さらに、その状態でコピー機の修理を断った場合は、チームワークが悪いと評価が下がります。
どうでしょうか? 自分が出来るからと当事者意識を持ってしまうことは悪い事では無いでしょうか?

第三章 当事者意識は自分のために

会社のコピー機が良く故障する。社内システムのExcelが使いにくい。
それらはあなたが解決しないでください。仮にそうするように言われたとしても、社内で評価されないようであれば出来ないと断ってください。
万が一、会社が大きくなり情報部門や自動車修理部門などが出来たら、その当事者として力を発揮してください。
間違っても、営業成績で評価される立場であれば、その分野に手を出してはいけません。
当事者意識を発揮する唯一の時は、自分が確実に評価される時です。
それ以外は当事者意識を無くしてください。
私の好きな言葉として、好きをやらずに、大好きと必要に注力があります。
その好きを封印すると無駄な場所で当事者意識を出さなくて済みます。
機械いじりが好きなら、壊れたコピー機を目の前にしたら修理したくなります
でも、それは好きなことです。きつい言い方だと、単にあなたが好きなことです。
かといって、休みの日に趣味で壊れたコピー機を修理するほど大好きでは無いと思います。
であれば、やめてください。
そして、当事者意識を発揮するのは、必要と大好きなことだけにしてください。
そうすれば、自然と現在任されている範囲でのみ当事者意識が発揮されます。
そして、会社からも努力しただけ評価が返ってきます。

まとめです

当事者意識を無駄な部分に発揮させてしまう一番の原因は会社の新人教育です。
一社員でも経営者の視点を持つべきと言うことです。
確かに会社としてはうれしいです。低賃金で経営者並みの配慮をしてくれるわけですから。
ただ、周りを見てみて下さい。出来るという人ほど知らないということが多いと思います。
色々なことを聞いても、知らないというわけです。
でも、それをアホとかナイーブとか思ってはいけません。
実はできる人がナイーブに見えるのは、爪を隠しているからです。
当然、機械の知識があればコピー機やパソコンは修理できます。
しかし、それを修理したところで何も利点が無いことを分かっているわけです。
だから、知らないというわけです。
逆に少し知っているからと修理をしてしまう人ほど、バカでナイーブであると考えます。
デキる人は謙虚と言う考えも間違えと考えてください。
デキる人は謙虚などではありません。ゲームでいえばジョーカーのようないらないカードをプレイしていないだけです。
こう考えると謙虚という言葉が怖くなったと思います。そう、周りの謙虚を恐れてください。
野球のようなゲームは見逃す回数が決まっています。不得意だからと逃げていたら三振アウトです。
しかし、世の中の勝負は見逃す回数は決まっていません。
それどころか、ほとんどの事に手を出さずに見逃す能力こそが評価されます。
ここで重要なのは、積極的に当事者意識を持たないという事です。
そして、ここは必要だと思う時だけ当事者意識を強く持ってください。

一ヶ月の情報遮断経験で貯金できます


ネットがない昔から、超高速通信の現在まで生きるためには情報が必要だと言われます。
実はこれは完全なる間違えです。
理由は単純です。まず、人間は360度の情報を扱えていません。
非常に狭い視野に限定された情報だけを集めています。
そもそも、視野に入っていない情報は無視しているわけです。
映画のランキングが気になればそれを必要な情報だと考えます。
一方で映画などに興味がなければその分野は全く見えていないわけです。
この分野では皆さんは潔癖症なわけです。気になっているから重要だと感じているだけです。
仮に本当に重要なことであれば、あなたの関心など無関係です。
ネットの話に戻すと、昔は全く無く、その後、0.1メガ程度の遅い通信が普及しました。
今では光ネットで1000メガです。速度にして1万倍です。
だったら、人間の情報感度も1万倍になったかというとそんな事はありません。
正直、人間の能力はそれほど変わっていないわけです。

第一章 情報の断食

一ヶ月くらい、私的な情報を遮断してみます。
電話、メッセージ、メール、SNSなど一ヶ月間は使わないようにしてみます。
その間に交流会があれば、予め予約しておくか、断っておくかをして下さい。
毎週のように会う友人知人には、一ヶ月間は忙しいから会えないと伝えておきます。
テレビや雑誌、新聞も見ないようにします。
私はこれをやってみて、特に問題はありませんでした。
確かに世界の災害や紛争、殺人事件などのニュースは入りません。
でも、それらも不要だということが分かりました。
誰かが殺される話はよくありません。
しかし、私はそれを防止する事も出来ません。また、犯人は逮捕されているので私に対する実害もありません。
そして、その事件を今後の生活に活かす事も想像できません。
ちょうど今、日本代表が世界とスポーツで戦っていますが、周りが話題にしているから関心あるだけで気にしているだけです。
特にその情報を知らなければ、気にもしないと考えます。

第二章 自分の関心は世間の関心か?

世間が注目しているから、自分も関心を示さないといけない?
この理屈は完全に間違っていると認識して下さい。
自分が興味がるから物事に興味があるという考えが正しいです。
世間が注目しているからという理由で感心していたら
自分自身の心は世間に操作されています。
いま、サッカーの試合が注目されているから応援するは間違えです。
サッカーが好きだから応援する。仮に自分一人だけが好きでもという考えが正しいです。
これが好きだから買うは良いです。
でも、これを買ったら周りから凄いと思われるという考えは間違えです。
このように「自分の関心は世間の関心か?」
と言う疑問を持つと外部からの情報に操作されているということが認知できます。

第三章 必要と大好きな情報

私の方針である「好きなことをやらない人生は最高」
これは、単に好意を持ったことに飛びつかないことと言う意味です。
日本代表が活躍しているだけで、その競技に関心を持つということです。
もちろん、日本が負けろって意味ではなく、特にその競技やチームに思い入れがなければ
観戦や応援などしなくても良いということです。
もちろん、野球が大好きで、日本のチームがWBCの決勝で試合ということなら絶対に応援して下さい。
でも、大して野球が好きでないのなら、その事実程度を把握しておく程度で問題はありません。
仕事に関する最新情報は必要な情報です。これは当たり前です。
そのため、必要と大好きな情報のみに注力して下さい。
ただ、いきなり不要な情報を遮断するのも不要です
だから、一ヶ月の情報断食をして見るわけです
最初は禁断症状が出ますが、そのうち問題ないことが分かります。
丁度、今はWBCで日本代表が優勝した直後です。
当然、世間は熱いです。でも、一週間後には話題にすらなりません。
だから、WBC優勝を知らなくても長期的にみて困らないわけです。
人生でたった一ヶ月だけ情報を遮断してみて下さい。
その一ヶ月で世の中の大量の情報を無視できるようになります。

まとめです

第一章 情報の断食

  • 人生で一ヶ月だけ情報遮断
  • ニュースを遮断する
  • 連絡も遮断する

第二章 自分の関心は世間の関心か?

  • 世間の関心は自分の関心ではない
  • 心は世間に惑わされる
  • 自分の興味が全てと考える

第三章 必要と大好きな情報

  • 好きなことをやらない人生は最高
  • 流行に反応しない
  • 大好きと必要な情報だけ相手にする

私の考えでは、人が広い情報を欲しがるのは2つの理由です。
一つは360度、全方位の可能性があると考えていることです。
2つ目は知識を深めようとすると挫折するから、周辺に逃避するです。
学校の勉強や会社で必要とされる業務知識を深めるのは大変です
だから、何か別の知識を見つけて周りより上位に立つわけです。
ここでも、見つけた知識を深めようとすると挫折します。
だから、更に分野を広げてしまいます。
これは時間と労力の無駄です。当然、出費も多くなります。
この事実に早めに気がつくのが浪費を防ぐ方法です。
ここで役立つのが一ヶ月の情報遮断の経験です。
広く浅く情報を得なくても人生に全く問題が無いと認識することで
薄い知識を広く知る無駄なことを防ぐことが出来ます。
これで無駄な出費を防ぐことが出来て貯金が出来ます。

分からないを放置できれば貯金できます


お金を貯めるには無駄な行動をなくすことです。
無駄をなくすというとよく探して見つけると思うのは勘違いです
実は人の行動って多くが無駄です。そして、一部だけが役立つことです。
よくあるのが、分からないことを全て解決しようとすることです。
宇宙の神秘、高等数学、ハイテク機器の裏側、自動車の原理など
全てを知ろうとすることです。
ただ、それは間違えです。理由はそのようなことを相手する時間が人生には無いからです。
全ての知りたいを相手していたら時間が足りません。もちろんお金も足りません。

第一章 幼い人ほど多くを聞く

子供の時に何でも質問したいと思っていませんでしたか?
覚えていないのでしたら、周りの子供を観察して下さい。
何でも知りたがると考えます。
これは幼い人特有の問題が複雑に絡み合った結果です。
見たものは知りたくなる。
理由もないのに知りたくなる
扱える能力もないのに使い方を知りたがる
です。
ただ、少し年齢が上がれば目の前の課題に集中するので
色々知りたいという暇がなくなります。
学校の勉強、遊び、スポーツ、習い事の楽器演奏などに集中する必要があるので
周りの些細な疑問に反応する暇が無くなるわけです。

第二章 好奇心と集中力

幼少期の時に悪い癖がつくり理由としては
集中力の低さを、好奇心豊かな人と誤解されることです。
最悪なのは、広く浅く色々なことを知ると周りの大人はすごい人だと勘違いします。
正常な大人は物事にある程度集中しているので、全く知らない世界があります。
何でも知っている子供が、その知らない分野の超基礎的な話をしたら
凄い子供になってしまうわけです。
子供も、一つの分野に集中するより幅広い分野の簡単な知識を知るほうが労力が低いので
知識が分散します。そして、大人たちはそれを凄いと褒めます。
そんな子供は、浅く広い知識を身に着けた集中力がない人になってしまいます。
そういう人ってゼネラリストを目指せばよいのでは
そう突っ込まれそうです。しかし、ゼネラリストって博識とかクイズ王とは違います。
実はゼネラリストってある程度の厚みがある知識があります。
おおよそとしては、高校で文系と理系が分かれる前の学問の知識がそれなりにある人です。
目安としては新聞に載っている大学入試の問題が理解できて解ける能力があります。
話し戻して、子供の時に集中力を身に着けていない人は
役に立たない、幅広くて薄すぎる知識を知っているわけです。

第三章 本当の集中力

唐突ですが、皆さん 日本円を知っていますか?
当然知っていると答えますが、それが幅広すぎる知識への間違った道です。
まず、本当に日本円を知っている人は、事の経緯や特性を話せます。
人間としては大学の経済学で通貨に関する専門教育を受けた人です。
それ以外の一般的な人は、何となく日本で使えて価値交換できる媒体程度の認識です。
日本円を使っているのだが、それ自体は良くわからない状態であるわけです。
これだけだと実感できないので、パソコンやクルマは知っていますか?という質問にします。
これの場合は、「使っているが、中身はよく知らない」と答えられます。
自然にこれが出来ているということは、パソコンやクルマ、日本円に関しては
使うことに集中し、それ以外の知っていても役立たない知識は知ろうともしていないわけです。
これが、「分からないを放置する」ということです。
これが成長しても出来ないと、先程の何でも知りたがる子供のような大人が出来上がります。
そうなると悲劇です。さらに、そんな人は知らないことに関して劣等感を持ってしまいます。
別に知らなくても悪くもないことを知らないといけないと感じるわけです。
こんな事を感じたら、無限に知識を集める事になります。
労力も使うし、行動するためのお金も使います。
だから、貯金が出来ないわけです。

最後に

好奇心は良いことだと言われています
ただし、全ての好奇心が良いわけではありません。
好奇心には縦方向と横方向があります。
まず、無駄なのは横方向の好奇心です
いわゆる広く浅くというものです。
子供が見たものを際限なく質問するのが横方向の好奇心です。
一方で重要なのは縦方向の好奇心です。
世の中で評価されるのはこの縦方向の好奇心です。
数学に興味があれば、更に踏み込んでいく事が縦方向の好奇心です。
これのみが重要です。
縦方向の好奇心を向上させるには
横方向の分からないを放置する必要があります。
昔なら検索する労力が非常に高かったので自動的に無視されました
少し昔なら、わからないことはメモして自宅や学校でググる必要がありました。
今では、手元のスマホですぐにググれます。
このように横方向の好奇心を解決する手段が出来てしまったわけです。
だから、意図的に分からないを放置する力が必要です。
横方向の好奇心は無視して、縦方向の好奇心を満たせば無駄な行動が減ります
行動が減れば無駄な出費も減り貯金できます。

凡人は極度な集中で貯金できます


まず、質問です。あなたは凡人でしょうか?
もし、学生時代の試験で普通に90点以上取れて
周りの人がすごいという高校や大学に入学できた人なら違うと言ってください。
残念ながらそれ以外の人は凡人だと考えてください。
でも、自分が凡人だと再確認することは幸運です。
理由は、自分には才能があると思って
色々な分野の知識を身に着けようとする間違えを犯さないからです。
次に残念な事実として、だれでも幅広い知識を得ることが出来てしまう点です。
昔は、知識は一部の大学や企業に集中していました。
本当に才能がある人だけが、幅広い知識にアクセス可能でした。
その、だれでも幅広い知識を得れてしまう部分が凡人に対する不幸です。
そう、凡人には扱いきれない幅広い情報が入ってくるわけです。

第一章 達人は馬鹿の一つ覚え

世の中の達人と言われる人って、知らないことが多いです。
悪い言い方だと、馬鹿の一つ覚えです。
しかし、達人の分野に関しては極度な集中力で高度な知識を持っています。
凡人がバカにするバカの一つ覚えを極めることで力をつけているわけです。
仕事でも社内でデキる人って、社内の仕事に関する知識をほかの社員より知っているという事です。
世間の情報は詳しく知らなくても、社内の部品の場所、資料の場所、人材の場所を知っています。
自分が使っている機械や道具の知識を知っているわけです。
事務員であれば、タッチタイピングが速かったり、Excelの使い方を知っているわけです。
ちょっと話がずれますが、仕事でパソコンを使う人は
タッチタイピングとマイクロソフトオフィススペシャリストでも勉強すると仕事が楽になります。
マイクロソフトオフィススペシャリストなど役立たない資格だって言われますが
そんな人ほど、化石のようなExcel知識しかなかったりします。
周りでできる人は、極度に集中している凡人だったりします。

第二章 達人は知らないを知っている

ノーベル賞を取ったファインマン氏は当然物理学の知識があります。
しかし、ほかの分野の知識は無いと自分自身で認めています。
数学に関しては良く符号を間違えるし、数学者ほど極めているわけではないとしています。
工学の道具として数学を使える程度の知識なわけです。
人の観察についても、「原爆は際限なく使われるようになる」と予測して
外れたことを自覚しています。そして、私にはその方面の能力は欠如していると自ら認めています。
知らないことは知らないし。能力が無いと認めた分野はそれ以上手を出さないとしています。
弓道の達人の阿波研造は哲学を理解しようとして三冊くらい読んだがあきらめたとしています。
哲学と言えば先ほどのファインマン氏も理解できないとしています。
こんなに分からないという人が身の回りにいますか?
どちらかというと知ったかな人ばかりだと考えます。
知らないを認めるより、知らないことでも知っているという方が賢いと言う勘違いです。
苦手な分野を克服するとすごいという考えは間違えです。
その分野は知らないと認識して手出ししないようにしてください。

第三章 今できている事を重視する

不満はあるが、今配属されている職場で数年間過ごせているのであれば
その分野の仕事の能力は十分あるはずです。
ここで、行うのは今やっている仕事に対する知識を身に着けることです。
工程の前後関係、作っている部品が何に使われているか
業務で使っている計算式はどういう意味があるのかなどを先輩や上司に聞いてみることです。
決して、自分の分野外の知識を身に着けるという意味ではありません。
プライベートでは、今乗っているクルマの説明書を読んでみたり
お金を持っていれば、それを運用する方法でも考えてみます。
家があれば休みに周りをチェックしてみます。
このように、現在出来ている事を重視してその周辺の知識を強化してください。
読書は重要だと言われますが、完全に未知なる本を読むのは無駄です。
電子工学を知っていれば、電気工学
シェークスピアを知っていれば、ほかの類似の作家の話などです。
電子工学を知っている人が哲学や
古典コンピュータの原理を知らない人が、量子コンピュータの本を読むことは避けてください。
努力しても無理な分野がある一方で
努力しなくても知識を得られる分野に注力することを重視して下さい。

まとめです

第一章 達人は馬鹿の一つ覚え

  • 達人は知らないことが多い
  • 馬鹿の一つ覚えは良い戦術
  • 凡人は極度に集中

第二章 達人は知らないを知っている

  • 達人は道具として割り切れる
  • 達人は分野外に手を出さない
  • 達人は苦手な分野を克服しない

第三章 今できている事を重視する

  • 今の仕事の能力を重視する
  • 得意だった分野をさらに伸ばす
  • 慎重に周辺知識を伸ばす

苦手を克服、未知の分野を知る、人間には無限の可能性がある
全て嘘だと考えてください。
その分野に向かうと悲劇があります。
しかし、今できることをさらに伸ばしたり、隣接した分かりやすそうな分野を知ることは労力が低いです。
エンジニアの方々はExcelを使えると当然のように言います。
そんな人も残念ながら20年前の知識だったりします。
今のExcelならワンタッチでできることを、古い方法でやってしまいます。
さらに、マイクロソフトオフィススペシャリストのような資格をバカにします。
これは間違えです。
このように、目の前のことを深く知ろうとせずに新しい未知を追いかけてしまう間違えをします。
こんなことをしていたら、時間もお金も浪費します。
だから、凡人だと思ったら極度に集中して貯金できるようにしてください。

話題の中心以外を無視すると貯金できます


分かりきったことですが、全ての人は時間が足りません。
その一方で今日は暇だといいます。
ここで、自分に突っ込んで下さい。
「忙しいのですか?それとも暇ですか?」
そう、どちらでも無いのです。
実はこれは、出来ない理由を探しているだけです。
何かをやりたいとします。
仕事で忙しいときはそれを出来ないといいます。
暇になったら、仕事や勉強をしないといけないといいます。
どちらにしても、その何かをやらないわけです。

第一章 簡単です

何かスポーツをやりたい。ゲームをやりたい。本を読みたい。
金を握りしめて入門すればいいだけです。
道具を買い、試合や対戦が出来る場所に出かける
本やゲームなら店で買えば準備完了です。
最優先でやりたい事だけをやれば良いだけです。
ここで勘違いしてはいけないのは、幅を広げると言う意味ではありません。
既に家で本を読んでいる、ゲームやスポーツを楽しんでいる
週末の飲み会が本当に楽しい
既にのめり込んでいる事があればそれが今の楽しみなわけです。

第二章 話題の中心以外を無視

人生の癖として、話題の中心以外は完全無視が良いです
スポーツの中継を見ている時に、選手の経歴や観客のファッションなどは無視して下さい。
映像関係の仕事で、カメラワークとか、動画のスイッチング方法が気になってもこっそりメモする程度にしてください。
スポーツを観ているのだから、集中するのは現在の競技です。
人と話をしているときにも注意です。
「あのカフェの新作ドリンクが美味しかった」
って話の場合、中心の話題は「新作ドリンク」です。
その味や、入っているもの、飲んだ感想などです。
その日の天気、そのカフェの経営状況、バリスタがイケメンかどうか
ライバルのカフェの新作。自分のコーヒーの話などは話題の中心ではありません。
つい、これらの話をしたくなりますが、無視して下さい。

第三章 話題の中心だけで十分です

世の中の遊びや仕事は奥が深いです。
だから、話題の中心以外を相手している時間などありません。
話題の中心以外に手を出すのは現実逃避の一つです。
広く浅く知っている博識や物知りと言われている人は凄そうですが違います
全てが中途半端な何も出来ない人です。
逆に、確実に知っていることだけを話す人は集中できている人です。
よく、少し考えれば分かりそうなことにも「分からない」と答える人がいます。
こういう人を無学だと決めつけるのは間違えです。
じつは、知らないことは知らないと確実に言うことが出来る賢い人です。
そして、そういう人は話題の中心以外を無視することを知っています。
私が「ドラえもん=マクベス現象」という言葉があります。
ドラえもんとマクベスのどちらが難しいですか?
こう聞くと、ドラえもんは簡単で、マクベスは難しいそう
と話す人がほとんどです。
しかし、冷静に考えてみて下さい。多くの人は僅かなドラえもんの知識と、非常に僅かなマクベスの知識で判断しています。
大体の人は、どちらの作品も大して語れる知識は無いと考えます。
文系大学でシェークスピア研究をした人などは逆にドラえもんの方を細かくは知らないと考えます。
この様な質問に対して、正確に答えられる人は
「分かりません。両方とも詳細を知らないので比較できません」
と答えるはずです。
今の仕事や学び、遊びに対して中心だけを相手すれば得るものは多いです。
そして、無駄な周辺を無視できますので貯金が出来ます。

まとめです

第一章 簡単です

  • 始めたければ入門するだけ
  • 買うのは誰でも出来る
  • 最優先で入門する

第二章 話題の中心以外を無視

  • 話題の枝葉は無視
  • 観戦競技に集中する
  • 外れた雑談は悪です

第三章 話題の中心だけで十分です

  • 枝葉を相手してる時間はない
  • 物知りは全てが中途半端
  • 少し知っているは知らないと同じ

集中している人の金使いを集中していない人が行うと破産します。
理由は、集中している人はそれ以外では極端に節約しているためです
クルマをいじっている人は、それに集中して他の遊びは付き合い程度だったりします
そんな人が高価なクルマを所有しているからと大丈夫だと思うのは間違えです。
同級生や同僚の稼ぎはだいたい同じです。
そんな中で、一部の人は持ち家や高級車、高価な趣味の道具を持っていたりします。
また、年に数回海外旅行に行ったりします。
どうしてそんな事が出来るかというと、集中しているからです。
そういう、集中できる人は話題に集中出来ます。
だから、その一歩として話題の中心以外を無視することから始めて下さい。
そうすれば、行動も集中されて無駄使いが減ります。
無駄使いが減れば貯金できます。

話の内容を考えると貯金出来ます


噂話は良くないと言われます。ゴシップとか週刊誌とかは近寄らないほうが良いと言われます。
それを聞いて、そういう話をしないという人がいます。
もちろん、良い方向に向かっているのですが、理由を理解していないので
労力の割に成果が出ません。
実は噂話が悪い理由は、他人の悪口を言って周りを不快にさせるではありません。
直接的な理由は自分自身の頭の中にあります。

第一章 噂話は手抜き

あなたの話で価値があるのは、あなた自身の話です。
失敗した話や事実としての成功談です。
成功談はダメだろ?と言われそうですが、それは話を盛っているからです。
これをやって成功したという話なら周りは有用なので聞きます。
「この塗料を使ったらこのようにきれいに塗装できた」
という話なら、周りもその通りやれば成功するので有用な話です。
一方で、方法を言わずに結果だけを見せて、凄いというのは嫌がられる自慢です。これはやめてください。
ここで、分かったと思いますが、成功した手順を示すには確実に出来ることを説明できる手間がかかっています。
結果だけを自慢することは手間がかかっていません。
ただ、それだけです。
噂話はさらに手抜きです。テレビで騒いでいることをそのまま言うだけだからです。
誰かの噂話も、その話をそのままするだけです。
贈り物に例えると、明らかに誰かからもらった不用品を
ありがたい物のように他にプレゼントする行為です。
もらった人は絶対に喜びません。
それだったら、「もらったけどいらない物がある」と言ってしまったほうが全然良いです。

第二章 厳選した贈り物

不用品を上げても喜ばないですが、誰かのために本当に厳選した贈り物は喜ばれます。
話題も同じで、相手のことを考えて情報を収集して話をまとめることが重要です。
ここで、周りにいるちょっとズレた話をしてくる人を良く観察してください。
興味のない話を何回もする人
いつまでたっても自分の興味のある方向性を意識してくれない人などです
クルマに興味が無いのに、永遠とその話をされる
観たくもない新作ドラマの期待について話をする
などです。これって、全く相手のことを考えていないわけです。
不要物を贈り物にするのと同じで、容易に取得できる情報を単に伝えているだけです。
だから、自分が単に面白いと思っただけの話は危険信号だと思ってください。
その話にどれだけ、相手の関心を加えることが出来るかです。
確実に言えるのは、自分がものすごく興味ある事は話の話題としては最悪だととりあえず考えてください。
そうすると、あなた自身が気になったゴシップ記事は自然と話題から排除されるわけです。
これは簡単な基準です。

第三章 無言はお互い様

昔に知り合いにクルマで送ってもらった後に、陰口のように
あなたと一緒だと全然会話が無いと言われました。
いや、それってお互い様だろと突っ込んで置きましたがそういう事です。
とにかく無言が悪いから、くだらない贈り物をしてしまうわけです。
そう、くだらない話題で話をしてしまうわけです。
これは正直悪いことです。物で例えれば、手ぶらじゃさみしいからゴミをもって訪問するわけです。
こう考えると最悪です。
別に無言は悪いことではないと考えて、ゴミのような話題を習慣にしなければ良いわけです。
そして、次からは出来るだけ無言にならないように相手のことに興味をもって少しでも話が出来るようにしてください。

まとめです

第一章 噂話は手抜き

  • 自分自身の話題は価値があります。
  • 成功談も方法を示せばよい話です
  • 自慢話には重要な方法が抜けています

第二章 厳選した贈り物

  • 不用品を贈っても喜ばれない
  • 面白いと思った話は危険信号です
  • ゴシップ記事はゴミであると考える

第三章 無言はお互い様

  • 話題が無いのはお互い様
  • 手ぶらを悪だと思わない
  • 相手のことをよく考えます

ゴミやいらない物を贈ったり貰ったりすることの問題は分かりやすいです。
それと同じように、もらったような話題やゴミのような話題は嫌われます。
だから、じっくりと相手に合わせて話の内容を考えてください。
一番難しいとされるのは、相手が何が好きかという事です。
ストーカーみたいだろ? と言われそうですが、よく聞いてください。
相手のことを考えるのではなく、相手が話題として好きなことを考えるわけです。
仕事の話は相手の自意識をくすぐるという意味で鉄板ともいわれていますが
プライベートでは仕事の話はしたくないという人にとっては避けるべきです。
高級車に乗っていても、仕事上や交流関係とのバランスという意味だけなら、話題としてはう座がられるだけです
接待ゴルフのためだけの人も、ゴルフの話題は楽しくないかもしれません。
このように、相手が話題として楽しいと思うことを選ぶわけです。
そうだ、相当昔に、同僚から「畳屋の近くを歩いていたけど何か畳を必要としていたの?」
と言われたことがありました。正直、意味が分からなかった話ですが
やたらしつこく話をしてきたのでウザいと感じました。
別に畳屋に用事があると勘違いされたことは全く問題は無いが
その何のオチもないつまらない話を突っ込まれても不快なだけです。
その同僚は何かツボにはまったのかもしれませんが、それは相手だけの関心です。
こちらは全く面白くないわけです。
不快な話は当然問題がありますが、不快でなくても興味が無い話は全く面白くないわけです。
その原因としては、相手のことを考えていない。その話題が面白いか相手目線で考えられていないという事です。
そう、話の内容を全く吟味していないわけです。
そんな話ばかりしていると、相手の時間やお金を浪費させます。
もちろん、こちらも同様に浪費します。
だから、話の内容を考えることで浪費を無くして貯金できます。

説明する義務はないと考えると貯金できます


何か説明をして欲しいと言われた場合、当然そうします。
ただ、説明の最中に教え方悪いと言われたり
相手が脱線したりする可能性があります。
特に難しい話だとそういう事が多いです。
この場合に、説明した方が悪いと感じるのは間違えです。
ここで更に力を入れてしまうことは無駄です。
そういう人生の無駄で貯金できない体質を作っています。

第一章 最高の教師ではないと考える

よくある間違えとしては、出来る人は教えることも上手と言う話です。
学校で先生が出来る児童生徒が他の人を教えると良いと言って無かったでしょうか?
あれが間違えです。
有名な話としてIQが20違うと話が噛み合わないがあります。
IQ以外でも人間性とかスポーツの能力とか分野は問わず
能力が離れすぎていると話が合わないわけです
そう、説明など出来ないわけです。
ただ、学校で出来る人は教え方が上手と言う刷り込みから勘違いをします。
もっと分かりやすいのは、どうしてスポーツの名プレーヤーが監督にならないのか
という話です。また、それほど選手時代に活躍していない人がコーチや監督になるという疑問です。
これは全く疑問ではありません。先程の学校で教え合うのと同じ話です。
実務が出来る人は必ずしも上に立って指導できるわけではありません。
話は長くなりましたが、あなたも何かが出来るからと言って
教えることは上手だと思わないでください。

第二章 文句を言われたら終了

自分は最高の教師ではないとしても、教えることを断るのは印象が悪いです
だから、入門程度に簡単なことを教える程度で良いと考えてください。
そこで、分からないとか言われたり、脱線が多かったら教えるのは終了です。
友人知人関係なら、さり気なく話を終わりにしてしまえば良いです。
脱線した場合は幸いです。相手から話を拒否した訳です。
勝手に脱線させて話を発散させてください。
リーマンショックの話をしている時に、住宅ローンが焦げ付いたのと、不動産の価値が下がった
といった瞬間に、住宅などローンを組んで買う意味が分からないと脱線したとします。
こうなったら、リーマンショックの話など終わりで良いのです。
説明を終了して脱線した方向の話を聞く側に回ってください。
仕事の説明でもこんな感じで良いと考えます。
上司からこの事を突っ込まれたら、「教えているのですけど、すぐに話しが脱線して集中力足りないですね」
と報告してください。 同僚か後輩か知らないですが、脱線や下らない質問は本人の問題です。
お金をもらっている場合でも、時間で区切って今日は終了ですと言えば言いわけです。

第三章 教えたいのは自分?

最後に言いたいのは、聞いてくる相手が悪いと思うのが間違えです。
この原因の根本原因は残念ながら聞かれた側のあなたです。
実は相手が知りたいより、あなたが教えたいが上回っているわけです。
一見、相手が聞いてきた訳だから、こちらには欲求など無いはずです。
しかし、聞かれたことに対して嬉しくなっていないでしょうか?
これが間違えの元です。
人って面倒だと思うのに、人から聞かれると最初は嬉しく感じます。
そう、期待されていると思うからです。
だから、教えている最中に自分が教えたいと言う願望が生まれていないか考えてください。
もしそうなら、頭を冷やすのは教わり方が悪い相手などではなく
無理やり教えようとしているあなたが悪いと認識してください。

まとめです

第一章 最高の教師ではないと考える

  • 能力に差があると噛み合わない
  • 出来る人は教え上手は嘘
  • 必ずしも名選手は名監督じゃない

第二章 文句を言われたら終了

  • 教える義務など無いと考える
  • 脱線は相手が悪いです
  • 欲求は教わる側です

第三章 教えたいのは自分?

  • 実はあなたが教えたい
  • 当てにされると嬉しい
  • 無理やり教えていないだろうか?

人に教えたがるあなたは、周りより物事が出来るのでは無いでしょうか?
では、その上手く出来ることは誰かに熱心に教えてもらったのでしょうか?
これは重要なのでよく自問してください。
私の場合は、熱心に教えてくれた人はいません。
これは粗末にされたと言う意味ではありません。
今でも思い出す良い先輩は上司はいました
その人達は決して手取り足取りな教え方ではありませんでした。
また、しつこく教えたことを復習するように言ってきたわけでもありません。
重要となるポイントをボソッと一言二言口にする程度でした。
それを聞いて、実践していました。
もちろん、再び質問すれば教えてくれますが決して無理やりリードしようとしません
そう、教えてはくれるのだが、こっちが覚えたかどうかなど気にしていないわけです。
無責任だろと突っ込まれそうだが、そもそもその先輩に私を成長させる義務など無いわけです。
覚えたいのは完全に私の欲求です。
これが本来の教える方法だと考えます。
周りの人が全然私の話を聞いてくれないという場合は
知らないのは相手の問題でありこっちは知らないと言う位で考えてください。
無理やり教えるのは迷惑だし時間の無駄です。
その時間や労力の無駄を無くせば出費が減り貯金が出来ます。

不確定な事を固定思考しないと貯金できます


人生のアドバイス系で固定観念をぶっ潰せみたいなものがあります。
広告のキャッチフレーズみたいに安心なものから
怪しげなビジネスへの勧誘の場所で使われる不安なものもあります。
スポーツや勉強など高みを目指す教育でも固定思考をするなと言われることがあります。
これらに共通することは、固定思考と言う固定思考を勧めているということです。
何か変じゃないでしょうか?
そう、固定思考って使われるところが非常に限定されるのです。
その一方で、固定思考は分かりやすいので入門者にはうれしい方法なわけです。
だから、固定思考を強要される場合は、まずは危ないと考えてください。

第一章 固定思考が有用なケースは少ないです

固定思考が有用なケースは人生では非常に少ないと考えてください。
簡単な例としてはゲームやスポーツのルールです。
何をしたら得点が入り、ミスになるのか?
将棋やチェスのコマの動かし方。ポーカーのカードの組み合わせ
全て、ルールで決められています。これに関しては、その競技を楽しみたければ納得するしかありません。
そう、固定思考を受け入れるわけです。
憧れの会社に入った場合に、その会社のルールは固定思考です。
憧れの会社で戦略上優位に立つには、たとえ理不尽であってもその戦術では負けるわけです。
算数や数学の問題の解き方を覚えるということも固定思考を受け入れると言う事です。
固定思考をするべき点はこの程度だと考えます。

第二章 オートバイ業界は予想できない

オートバイの世界シェア上位は日本の4社です。
これは事実ですが、勘違いとしてはこれを当然の結果だと思う事です。
実は戦後は日本には100社以上のオートバイメーカーがありました。
自動車メーカーから、自転車メーカーから、異業種参入、そして、今でいうベンチャーです。
オートバイと言う物で創業した会社です。
業種も、方法論も企業規模も異なる100社が日本では4社になったわけです。
さらに、その4社は全く違う生い立ちです。
ホンダはオートバイで創業、スズキは自動車メーカーから、ヤマハは異業種、川崎は企業買収です。
ちなみに世界でみても、混とんとしています。バイクチャンネルではないので詳細は語りませんが。
ハーレーとアプリリアがオートバイで創業、他は重工業や汎用機械だったりします。
ドゥカティ社は電気製品や無線機器のリーディングカンパニーであったと聞きます。
話を戻して、オートバイ業界で分かるのは、何も成功に一貫性など無いという事です。
この事例を聞けば、固定思考などほとんどの分野で使えないと考えられます。

第三章 9割の可能性も不確定と考えます

9割の可能性で何かが起こるという場合は絶対と答えますか?
失敗は1割の場合でも確実と言ったり
成功が1割の場合でも絶対に無理と言ったりするなどです。
これらの考え方が、全てに対して固定思考をするという意味です。
もし、そうであれば止めるようにしてください。
固定思考は第二章のオートバイメーカーに絶対に成功する道筋が見えると言うものです。
観察した結果、そうなったと思うしかないくらいの事です。
固定思考が許されるのは、絶対にそうなるという事柄だけと考えてください。
1+1は2と考える固定思考は許されます。
しかし、9割の人がやっているから自分も行うという考えは悪い固定思考です。
何割の人がやっているかは知らないけど、自分が考えた結果そうしたと言う方が問題ありません。
結果として9割の側を選んでいても、それは問題ないわけです。
自分が良いと思えばよいわけだし、間違えだと思えば間違っているわけです。
そう考えれば、固定思考をする機会は自動的になくなると考えます。

まとめです

第一章 固定思考が有用なケースは少ないです

  • 固定思考はほとんど使えないと考えます。
  • 固定思考は競技のルール程度でしか使えません。
  • 戦略上有利なら固定思考をしてください。

第二章 オートバイ業界は予想できない

  • オートバイ業界の歴史をググってください。
  • 日本には100社以上の企業がありました。
  • 生き残っているメーカーに一貫した特徴はありません。

第三章 9割の可能性も不確定と考えます

  • 9割の確率でも固定思考はしない
  • みんなやっているから自分は固定思考です
  • 自分で善悪を考えれば固定思考は無くなります。

オートバイの歴史を少し読めば、だれもが固定思考は危ないと考えます。
現在の国産4メーカーを必然の流れだと言っている人は危ないです。
後知恵でこうなったというのは簡単です。
ただ、幸いなことに固定思考が役立つ分野は非常に少ないことです。
義務教育レベルでの算数数学は固定思考が役立ちます。
競技のルールは固定思考をする必要があります。そういうものですので。
戦略上で確実に固定思考をすれば有利な場合もあります。
そして、それ以外の不確定なことに対しては固定思考は止めれば良いわけです。
今回、オートバイの例を出したのはオートバイが好きな人ほど、現在の4社になった意味が分かると言うからです。
ただ、それは後知恵による推論もどきです。この考えこそが危ない固定思考です。
まだ、オートバイメーカーが100社以上あったことを知らないほうがマシです。
ここで重要な考え方は、過去には100社以上あったが、今は淘汰されて4社になったと言う事実だけを観察出来ることです。
自分の考えを入れずに観察をするわけです。
オートバイ以外なら、携帯電話の話をしてみます。
90年代に、日本の通信メーカーやモトローラー、エリクソン、ノキアの機種がありました。
この状態で、サムスン、アップルが携帯電話を作るかもしれないって言ったら
アホか? って突っ込まれたと思います。しかし、今ではそのアホな現実があります。
オートバイも携帯電話も未来は予測不可なのです。
私たちより企業の事を研究しているウォーレンバフェット氏も、この件に関しては見落としているとされています。
だから、ほとんどの現実は不確定であり、その不確定な事実に対しては固定思考は出来ないと考えられます。
その固定思考をしないと無駄な労力が減って、支出も減り貯金できます。

知らないを口癖にすれば貯金できます


皆さん、色々なことを知っていますか?
どちらかと言うと平均以上に知っていると言いそうです。
しかし、大きな間違えです。失礼かもしれませんが、人ってごく一部のことしか知らないです。
私もそうですが、皆さんもそうです。決して幅広い知識などありません。
また、ムカつかせる言い方をしますが事実なので動画を止めないでください。
自分は平均より物事を知っているというのなら
大学入試の問題でも解いてみて下さい。どうですか?
大体の人は様々な理由で解けないと考えます。忘れてしまったと言い訳をしますが、
そもそも知らなかったという線の方が濃厚です。
大学入試問題は特別な知識ではありません。どちらかと言うと、広く浅い広範な知識でもあります。
ここでわかるのは、知っていると思っていても全く知らないということがある事です。

第一章 ウォーレンバフェット

ウォーレンバフェットと言う人がいます。
知らねーよって言う人はここでも広く浅くも物事を知らないと認定されます。
世界一の富豪のトップテンに入るという人です。4兆円の資産ともいわれています。
その、バフェット氏が言う言葉で、全てを知らなくて良いがあります。
彼は、未来も予測できないというし、特定の企業の未来も知らないと言います。
「ガムの分野に注力して、コンピュータの分野は別に任せる」
こんな発言をしています。
もし、周りの情報通の人に同じような質問をすると
未来を予測でき、名前だけ知っている企業のこれからの業績も知っていると言うだろうと考えます。
ガムの産業もコンピュータ産業も知っているわけです。
なんでも知っているというが、怪しいです。
ちなみに私も自称情報通でした。レクサスが日本に上陸し、アリストがGS,セルシオがLS、アルテッツァはISとして販売されました。
私の予想は、数年後にそれらのクルマは元のさやに納まると言いました。そう、レクサスは廃れて、それらのクルマはトヨタブランドで販売されるだろうとです。
完全に外れています。
さらに私が間抜けなのは、間違えを理解していないところでした。 レクサスの予想を外したのに
相変わらず他のビジネスの予測をしていたわけなのです。
バフェットみたいに「ガムは知っているが、ほかは知らない」と言えないわけなのです。

第二章 ファインマン

ノーベル賞をとったファインマンと言う人がいました。
理系の人ならご存じの人が多いと思いますが、知らねーよと思った人は先ほどのバフェット氏を知らないのと同様に
情報通ではないと考えてください。
そのファインマン氏もバフェット氏と同様に、知っている分野の事しか話しません。
ある天才数学家はどのように創造的な考えが出来るのか? という質問をされた時も
知らないと答えています。
磁石と磁石がどうして反発したりするのかという質問も
知識が無いから出来ないとしています。
もちろん、ファインマン氏はある程度知っていると思いますが、知識が無いとはどういう事なのだろうか?
それは、教える人の事です。当然、工科大学の学生にそのことを説明することは出来るはずです。
しかし、幼稚園児、小学生、中学生、高校生や経営者、医者、弁護士、技術者に説明するためには
それらの人の知識が必要なわけです。幼稚園児に能力が無いから教えられないのではなく、幼稚園児がどのように思考するか分からないから教えられないわけです。
ファインマン氏の言い方だと「幼稚園児に説明できるほど私は理解していない」となります。
こんなトップレベルの人でも、知らないという言葉を癖にしているわけです。
私はレクサスの予想を外しましたが、ファインマンもある予想を外しています。
「原子力の兵器はここ数年で使われる」
と本当に思って予測したと言っていました。そして、明らかに予想が外れても
「私は今でも核が使われるのは時間の問題と感じている」としています。
だから、ファインマン氏は
「この分野に関しては能力は無い」と言っています。
すぐに間違えを認めて、その方面には思考力や影響力を向けてはいません。

第三章 知っているに集中する

色々なことを知らないと世間知らずと思われそうですが
あなたにそう思わせる事こそが、相手の戦術です。
些細な事実を知らないというだけで、それをネタにして相手を落とす幼稚な手法です。
スーパーヒーローの名前を間違えた大人をバカにする子供のようなものです。
その時の大人の対応としては、自分は無知とかナイーブとか絶対に思いません。
些細な事で突っ込まれただけと思い堂々としていると考えます。
これと、同じように知らないことがあっても、先ほどのスーパーヒーローを知らない程度に
感じてください。
これで、知らない些細な事実に影響されない心が出来ます。
その一方で、自分の得意な分野は深めてください。
コンピュータオタクと自称するなら、Core i7ではなく、i7-1260Pです。
このくらい言えなければ、オタクじゃなく、単なるユーザレベルです。
一般的な購買者が生活でパソコンを選ぶ程度の薄い知識です。
そうすれば、生活程度で知っている知識レベルでは決して知っていると言えなくなります。
ただ、完全に知らないというと完全なる無知や世間知らずと言われますので
「なんとなく知っているけど、詳細は知らない」
と言ってください。

まとめです

第一章 ウォーレンバフェット

  • 知らないが口癖です
  • 自分の分野を知っています
  • 知らない分野を知っています

第二章 ファインマン

  • 教えられない理由は自身の知識不足
  • 知ったかはしません
  • 幼稚園児が理解できないのは教える側にある

第三章 知っているに集中する

  • ヒーローを知らなくても無知ではない
  • 生活程度の知識では知っていると言えない
  • 得意な分野に集中します

皆さんの周りで、簡単に思えることでも「知らない」と言う人はいないでしょうか?
その人は本当に知らないわけでは無いと考えます。
説明したり、議論するほどの知識が無いという程度です。
コンピュータのCPUに関しては、買い物に関するレベルでは十分ありますが
テクノロジーを語るというレベルではないので知らないと言っているわけです。
ファインマン氏の「幼稚園児に説明できるほどの知識は無い」
ということを理解しているわけです。
聞いてきた相手に対して、知っているか知らないかを判断しているわけです。
だから、相手の知識や状態を確認せずに、こちらの状況だけで知っていると決めつけるのは問題があります。
なんでも知っていると思うのは無駄な労力です。それを止めることで労力が節約でき、無駄な出費が減り貯金できます。

蔵書を増やすと貯金できます

お金を貯めるには物を持たない
実際、金持ちは物が少ないから正しく思えます
しかし、間違えです。物が少ないから金持ちになったのではなく
金持ちだから物を少なく出来たわけです。
実は私もそれに騙されており、ミニマリストを目指しました
身の回りはスッキリしましたが、出費も増えました。
ミニマリストが物が少ないのは、いつでもお金の力で物事を召喚させられるからです。
そして、不要になったらまたお金の力で消し去ることが出来ます。
こんな真似を普通の人がしたら浪費するだけです。
では、おかねを貯めるにはどうしたら良いのか?
それは、ある程度自宅で楽しめる何かを持つことです。
その中で本をおすすめします。

第一章 自宅に本棚を設置する

今、自宅に本棚はありますか? なければ設置して下さい。
別に立派なものでなくても、棚があれば不要なものを処分するだけでも良いです。
多くの家は無駄なものが収納されています
その中で明らかなゴミを処分します。
空き箱、空き容器、梱包材、着ることが出来ない服です。
次に、重複している使う予定がないものの処分です
石鹸や洗剤などは使う予定があるので捨てないで下さい。
最後に、今後使うことを全く想像出来ない物を処分です
10年使っていない楽器、スポーツ用品などは確実に処分できます。

第二章 熟成された本を手に入れる

本棚に入れてはいけない本としては
今しか役に立たない内容の本です
今の情報として買うことは全く否定しませんが
本棚に蔵書として入れると言う意味だけで買うのは問題です。
将棋の本は今後も確実に続くと予想されます
一方で、急な流行のゲームに関しての本は今の攻略という意味では良い本ですが
今後の蔵書として繰り返して読むと言う本としてはオススメできません。
他には長期連載の漫画です。漫画を否定する気持ちは無いですが
スペースという意味では非常に効率が悪いです。
小説でも長いシリーズ物は大好きでもない限り止めて下さい。
本以外でも言えることですが、10年続いたものは今後10年は続くと言われています。
100年続いた物は100年後も生き続けます。
だから、古典と言われる本で、シリーズではない本も良いです。

第三章 蔵書で動かない旅

本棚の一段くらいが埋まれば、すべての内容を把握できない程度の内容が
集まったと考えます。
これは、旅行先の地名は知っているが、詳しくは知らないという状態です。
そう、旅行に行くような体験が自宅で出来てしまうわけです。
本棚から蔵書を数冊手にして、じっくりと読んで見る
これで、移動せずに旅をすることが出来ます。
家から出ないのでお金はほとんどかかりません。
照明と冷暖房代程度です。
冒頭にミニマリストは物を持たないと言う話をしましたが
もし、ミニマリストが同じ様な体験をしたければ本を買うしかありません。
今なら、通販でポチればすぐに好きな本を買えます。
古本も個人売買ですぐに買えます。
でも、どちらもお金が必要です。
これは、私の失敗ですが、ミニマリストを目指して多くの本を処分してしまいました。
当時はスッキリしたと喜んでいましたが、今は無駄なことをしたと感じています。
本だけでも保管しておけば、自宅での時間を有意義に過ごせたので
過ちだと考えています。
断捨離とかこんまりメソッドとか物を捨てる圧力は高いですが
とりあえずは本だけは聖域を作ることをおすすめします。
本があれば家から出ずに無料で知識を得ることが出来ます。
お金を使わないので貯金は確実に出来ます。

最後に

今は断捨離ブームです。こんまりメソッドでも良いです。
アメリカではこんまりの近藤(kondo)が物を捨てるという一般動詞になっているくらいです。
もちろん、ゴミ屋敷は避けるべきですが、物が少なすぎるミニマリストは金持ちだから出来る芸当です。
普通な人は適度に物があるとそれで時間を楽しめるので出費が減ります。
その中で、本は体積あたりの楽しめる密度が高いです。
だから、本は最後まで残すものだと考えます。
旅行と読書は似ています。
地名だけしか知らない土地に出かけて、新しいことを知るのが旅行です
読書も名前だけしか知らない本を読んで、新しいことを知ることです。
繰り返すことが出来るのも似ています
昨年良かった場所に旅行して楽しむことが出来ます。
読書も、一度読んだ本を繰り返して楽しめます。
読書も旅行も似ていますが、明らかに違う点が一つあります。
それは、読書はお金がかからないことです。
自宅から出ずに、本棚から気に入った本を読むだけです。
それだけで旅行と同じ楽しみと発見が出来るわけです。
家に本棚と蔵書があれば家で楽しめます。
残念ながら人の能力は低いので、本を一度読んだだけでは全てを把握できません。
でも、これは残念なことだけではありません。
そう、本は何度も読めてしまうわけです。
ミステリは一度読んだら要らないという有名人がいますが
シャーロック・ホームズやアガサ・クリスティーがゴミになっていないことは証明されています
本は繰り返して読む楽しみを与えてくれる遊びです。
出費は買うだけです。あとは無料です。
ランニングコストも維持費も不要です。
だから、蔵書を増やすと貯金できます。

残念ながら詰め込み教育は必要です 不要と主張する人は天性の才能の成功体験がある人です

「詰め込み教育は不要」と言う主張は今も昔も聞かれます。しかし、現代でも継続して行われています。詰め込む量は減っていますがそれでも児童生徒の頭痛の種にはなっています。 暗記重視の教育は止めて、自由活発な討論などを重視した教育の方が良いという主張もあります。このような主張があるとテレ...