趣味がテレビと言うとどのように感じますか? 多くの人は「低級だろ」とか「低俗だろ」と考えます。しかし、そういう方々もテレビは観ています。楽しんでいるのに悪いものでもあると考えられているのがテレビです。
だから、趣味がないと思っている人は「実はテレビが大好きだった」と考えればそれが趣味になります。自分には趣味がないと嘆いている人は、好きでもない楽器やスポーツ、芸術に手をだす前にテレビが趣味でないか? とまずは考えてみて下さい。
一億人総白痴化は嘘
かつては、テレビはバカを量産する仕組みと言われていました。英語でもBoob Tube や Boobtuber(ブーブチューブ、ブーブチューバー)と言われていました。日本語では『おバカ管』と訳される言葉です。 そう、テレビによって人々がバカや白痴になると日米で言われていました。
でも、冷静に周りでテレビが好きな人を見て下さい。別に馬鹿でも常識はずれでも無いと考えます。昨日のテレビの話ばかりしている人も普通に生活をしています。社会的に不適合な人でもありません。 もし、テレビが一億人総白痴化やブーブチューブを生むのであれば、周りの人はもっとおかしくなっているはずです。
だから、テレビ自体は悪くないと考えます。 よく例えられる言葉ですが、火事が発生するから火を問題と考えるものです。 テレビもごく少数の人に対しては問題を起こすかもしれませんが、火災と同じ頻度では無いでしょうか?
皆さんはテレビをテレビとして観ています
少し前に家族が「ドン・キホーテの商品ランキング」や「コンビニベスト100」みたいな番組を楽しんでいました。そこで、ドンキやコンビニの商品を買いたいか? と聞いたら「別に」とのことでした。 そう、番組としては面白いと感じていますが、だからといって意思決定の情報として考えているわけではありません。
完全にテレビを娯楽として楽しんでいるわけです。これを聞くと全くテレビには悪はありません。 たとえ、スポンサーの誘導があったとしても、行動する最終決定はあなた自身です。テレビやスポンサーではありません。
テレビは安い趣味
特に趣味はないと感じている人は、テレビを思いっきり楽しんでみませんか? 大型のテレビ、シアターシステム、気に入った有料チャンネルへの契約などです。 当然、お金は必要ですが他の趣味と比べたら非常に安いです。
それに、既にテレビを楽しんでいるわけなので、挫折することはありません。もう少し踏み込んで、一番大好きな番組についてノートなどにまとめてみるのも良いと考えます。そうすれば人より上の知識をテレビから得ることが出来ます。
昔の話ですが、私は学生の時にテレビが大好きでした。だから、採用面接の時に堂々と「テレビが趣味です」と言ってしまいました。当然不採用でした。学校の採用担当はまさかこんな発言を私がするとは思ってもいませんでしたので呆れていました。 幸い、面接の練習をして、二社目は合格できました。まあ、そこで忖度や面接では素直に物事を言ってはいけないという社会の掟を学びましたが。
ここまで、世間はテレビに対して冷たい目を持っています。でも、大好きならそれを趣味にしてしまうのは悪くありません。 自分の趣味を他人がどうかで決めるのはバカバカしいです。