ネットがない昔から、超高速通信の現在まで生きるためには情報が必要だと言われます。
実はこれは完全なる間違えです。
理由は単純です。まず、人間は360度の情報を扱えていません。
非常に狭い視野に限定された情報だけを集めています。
そもそも、視野に入っていない情報は無視しているわけです。
映画のランキングが気になればそれを必要な情報だと考えます。
一方で映画などに興味がなければその分野は全く見えていないわけです。
この分野では皆さんは潔癖症なわけです。気になっているから重要だと感じているだけです。
仮に本当に重要なことであれば、あなたの関心など無関係です。
ネットの話に戻すと、昔は全く無く、その後、0.1メガ程度の遅い通信が普及しました。
今では光ネットで1000メガです。速度にして1万倍です。
だったら、人間の情報感度も1万倍になったかというとそんな事はありません。
正直、人間の能力はそれほど変わっていないわけです。
第一章 情報の断食
一ヶ月くらい、私的な情報を遮断してみます。
電話、メッセージ、メール、SNSなど一ヶ月間は使わないようにしてみます。
その間に交流会があれば、予め予約しておくか、断っておくかをして下さい。
毎週のように会う友人知人には、一ヶ月間は忙しいから会えないと伝えておきます。
テレビや雑誌、新聞も見ないようにします。
私はこれをやってみて、特に問題はありませんでした。
確かに世界の災害や紛争、殺人事件などのニュースは入りません。
でも、それらも不要だということが分かりました。
誰かが殺される話はよくありません。
しかし、私はそれを防止する事も出来ません。また、犯人は逮捕されているので私に対する実害もありません。
そして、その事件を今後の生活に活かす事も想像できません。
ちょうど今、日本代表が世界とスポーツで戦っていますが、周りが話題にしているから関心あるだけで気にしているだけです。
特にその情報を知らなければ、気にもしないと考えます。
第二章 自分の関心は世間の関心か?
世間が注目しているから、自分も関心を示さないといけない?
この理屈は完全に間違っていると認識して下さい。
自分が興味がるから物事に興味があるという考えが正しいです。
世間が注目しているからという理由で感心していたら
自分自身の心は世間に操作されています。
いま、サッカーの試合が注目されているから応援するは間違えです。
サッカーが好きだから応援する。仮に自分一人だけが好きでもという考えが正しいです。
これが好きだから買うは良いです。
でも、これを買ったら周りから凄いと思われるという考えは間違えです。
このように「自分の関心は世間の関心か?」
と言う疑問を持つと外部からの情報に操作されているということが認知できます。
第三章 必要と大好きな情報
私の方針である「好きなことをやらない人生は最高」
これは、単に好意を持ったことに飛びつかないことと言う意味です。
日本代表が活躍しているだけで、その競技に関心を持つということです。
もちろん、日本が負けろって意味ではなく、特にその競技やチームに思い入れがなければ
観戦や応援などしなくても良いということです。
もちろん、野球が大好きで、日本のチームがWBCの決勝で試合ということなら絶対に応援して下さい。
でも、大して野球が好きでないのなら、その事実程度を把握しておく程度で問題はありません。
仕事に関する最新情報は必要な情報です。これは当たり前です。
そのため、必要と大好きな情報のみに注力して下さい。
ただ、いきなり不要な情報を遮断するのも不要です
だから、一ヶ月の情報断食をして見るわけです
最初は禁断症状が出ますが、そのうち問題ないことが分かります。
丁度、今はWBCで日本代表が優勝した直後です。
当然、世間は熱いです。でも、一週間後には話題にすらなりません。
だから、WBC優勝を知らなくても長期的にみて困らないわけです。
人生でたった一ヶ月だけ情報を遮断してみて下さい。
その一ヶ月で世の中の大量の情報を無視できるようになります。
まとめです
第一章 情報の断食
- 人生で一ヶ月だけ情報遮断
- ニュースを遮断する
- 連絡も遮断する
第二章 自分の関心は世間の関心か?
- 世間の関心は自分の関心ではない
- 心は世間に惑わされる
- 自分の興味が全てと考える
第三章 必要と大好きな情報
- 好きなことをやらない人生は最高
- 流行に反応しない
- 大好きと必要な情報だけ相手にする
私の考えでは、人が広い情報を欲しがるのは2つの理由です。
一つは360度、全方位の可能性があると考えていることです。
2つ目は知識を深めようとすると挫折するから、周辺に逃避するです。
学校の勉強や会社で必要とされる業務知識を深めるのは大変です
だから、何か別の知識を見つけて周りより上位に立つわけです。
ここでも、見つけた知識を深めようとすると挫折します。
だから、更に分野を広げてしまいます。
これは時間と労力の無駄です。当然、出費も多くなります。
この事実に早めに気がつくのが浪費を防ぐ方法です。
ここで役立つのが一ヶ月の情報遮断の経験です。
広く浅く情報を得なくても人生に全く問題が無いと認識することで
薄い知識を広く知る無駄なことを防ぐことが出来ます。
これで無駄な出費を防ぐことが出来て貯金が出来ます。