お金を貯めるには無駄な行動をなくすことです。
無駄をなくすというとよく探して見つけると思うのは勘違いです
実は人の行動って多くが無駄です。そして、一部だけが役立つことです。
よくあるのが、分からないことを全て解決しようとすることです。
宇宙の神秘、高等数学、ハイテク機器の裏側、自動車の原理など
全てを知ろうとすることです。
ただ、それは間違えです。理由はそのようなことを相手する時間が人生には無いからです。
全ての知りたいを相手していたら時間が足りません。もちろんお金も足りません。
第一章 幼い人ほど多くを聞く
子供の時に何でも質問したいと思っていませんでしたか?
覚えていないのでしたら、周りの子供を観察して下さい。
何でも知りたがると考えます。
これは幼い人特有の問題が複雑に絡み合った結果です。
見たものは知りたくなる。
理由もないのに知りたくなる
扱える能力もないのに使い方を知りたがる
です。
ただ、少し年齢が上がれば目の前の課題に集中するので
色々知りたいという暇がなくなります。
学校の勉強、遊び、スポーツ、習い事の楽器演奏などに集中する必要があるので
周りの些細な疑問に反応する暇が無くなるわけです。
第二章 好奇心と集中力
幼少期の時に悪い癖がつくり理由としては
集中力の低さを、好奇心豊かな人と誤解されることです。
最悪なのは、広く浅く色々なことを知ると周りの大人はすごい人だと勘違いします。
正常な大人は物事にある程度集中しているので、全く知らない世界があります。
何でも知っている子供が、その知らない分野の超基礎的な話をしたら
凄い子供になってしまうわけです。
子供も、一つの分野に集中するより幅広い分野の簡単な知識を知るほうが労力が低いので
知識が分散します。そして、大人たちはそれを凄いと褒めます。
そんな子供は、浅く広い知識を身に着けた集中力がない人になってしまいます。
そういう人ってゼネラリストを目指せばよいのでは
そう突っ込まれそうです。しかし、ゼネラリストって博識とかクイズ王とは違います。
実はゼネラリストってある程度の厚みがある知識があります。
おおよそとしては、高校で文系と理系が分かれる前の学問の知識がそれなりにある人です。
目安としては新聞に載っている大学入試の問題が理解できて解ける能力があります。
話し戻して、子供の時に集中力を身に着けていない人は
役に立たない、幅広くて薄すぎる知識を知っているわけです。
第三章 本当の集中力
唐突ですが、皆さん 日本円を知っていますか?
当然知っていると答えますが、それが幅広すぎる知識への間違った道です。
まず、本当に日本円を知っている人は、事の経緯や特性を話せます。
人間としては大学の経済学で通貨に関する専門教育を受けた人です。
それ以外の一般的な人は、何となく日本で使えて価値交換できる媒体程度の認識です。
日本円を使っているのだが、それ自体は良くわからない状態であるわけです。
これだけだと実感できないので、パソコンやクルマは知っていますか?という質問にします。
これの場合は、「使っているが、中身はよく知らない」と答えられます。
自然にこれが出来ているということは、パソコンやクルマ、日本円に関しては
使うことに集中し、それ以外の知っていても役立たない知識は知ろうともしていないわけです。
これが、「分からないを放置する」ということです。
これが成長しても出来ないと、先程の何でも知りたがる子供のような大人が出来上がります。
そうなると悲劇です。さらに、そんな人は知らないことに関して劣等感を持ってしまいます。
別に知らなくても悪くもないことを知らないといけないと感じるわけです。
こんな事を感じたら、無限に知識を集める事になります。
労力も使うし、行動するためのお金も使います。
だから、貯金が出来ないわけです。
最後に
好奇心は良いことだと言われています
ただし、全ての好奇心が良いわけではありません。
好奇心には縦方向と横方向があります。
まず、無駄なのは横方向の好奇心です
いわゆる広く浅くというものです。
子供が見たものを際限なく質問するのが横方向の好奇心です。
一方で重要なのは縦方向の好奇心です。
世の中で評価されるのはこの縦方向の好奇心です。
数学に興味があれば、更に踏み込んでいく事が縦方向の好奇心です。
これのみが重要です。
縦方向の好奇心を向上させるには
横方向の分からないを放置する必要があります。
昔なら検索する労力が非常に高かったので自動的に無視されました
少し昔なら、わからないことはメモして自宅や学校でググる必要がありました。
今では、手元のスマホですぐにググれます。
このように横方向の好奇心を解決する手段が出来てしまったわけです。
だから、意図的に分からないを放置する力が必要です。
横方向の好奇心は無視して、縦方向の好奇心を満たせば無駄な行動が減ります
行動が減れば無駄な出費も減り貯金できます。