拡張子! 情報技術者にとっては説明するのが野暮な物です。しかし、一般の人にとっては意味不明な概念です。 実際、何も無ければ拡張子など意識する必要は無いのですが、込み入ったことをやる場合は拡張子の概念が必要です。
そもそも拡張子とは?
ドップラー効果って何? 救急車! 的な問答で良いのであれば、拡張子とは
「アイコンの種類を決める要素」
です。ファイルって画像とかテキストとか音声、動画などでアイコンが違いますが、それを識別するための方法の一つです。
実はコンピュータって拡張子以外にも種類を決める方法はあるのですが、Windowsは拡張子を採用しています。
「画像1」って名前のJPEGファイルが有ったとします。アイコンは画像ファイルを示す物になっており、当然名前は「画像1」です。 しかし、内部的には
「画像1.jpg」
というファイル名で保管されています。そのピリオドの後のjpgが拡張子です。
Windowsはその拡張子を元に起動するアプリケーションを切り替えています。jpgなら画像を表示、wavやmp3なら音楽を再生、movなら動画を再生などです
拡張子が間違ってると?
間違った拡張子が設定されていると、一般的な操作方法ではそのファイルを表示したり、再生することが出来ません。理由としては先程の説明の通り拡張子によってアプリケーションを切り替えているためです。
拡張子って例えると、容器に書かれている種類を示すラベルです。家庭用品に例えると
- ゴールドブレンド.インスタントコーヒー
- エクセラ.インスタントコーヒー
- ヤクルト.乳酸飲料
- 特選丸大豆.醤油
- コカ・コーラ.炭酸飲料
- ファンタ.炭酸飲料
- ペプシ.炭酸飲料
って感じです。ピリオド以下を拡張子、つまり種別を示す符号だとすると意味は分かりやすいと考えます。この場合ゴールドブレンドはインスタントコーヒー、ファンタは炭酸飲料だと文字列を読んだだけで理解できます。
ただ、ここで
- ゴールドブレンド.炭酸飲料
ってなっていたらどうでしょうか?システムはインスタントコーヒーであるゴールドブレンドを炭酸飲料として処理しようとします。
余談ですが、この後に致命的なことになるかどうかは、処理されるアプリケーションによります。
- 優秀なアプリは、炭酸飲料じゃないと判断し処理をやめる
- 悪いアプリは、炭酸飲料のつもりでインスタントコーヒーを処理し続け、エラーになる。
です。どちらにしても問題があるので、この場合はゴールドブレンドの拡張子をインスタントコーヒーに書き換える必要があります。
常に拡張子を表示は愚策
拡張子を変更する方法として、Windowsの設定で「常に拡張子を表示する」とする方法もありますが、これは愚策です。
例えると、分電盤や点検口を常に開けておいて下さいというのと同じです。だったら、変更が終わったらまた、拡張子をしないに戻せば良いのでは? 絶対に戻し忘れが発生します。
そして、常に拡張子が表示されていると、名前だけ変更したつもりでも、拡張子も変更されたって問題が発生します。トラブルのもとです。
拡張子の変更はコマンドラインで
拡張子の変更はコマンドラインを使って下さい。幸いWindows11では右クリックで「Windowsターミナルで開く」という項目があるので使って下さい。
その後は、ファイル名をLSコマンドで確認します。そうすると、ファイル名が表示されます。仮にJPEGと書かれている拡張子を一般的なjpgに直したい場合は、以下のコマンドを実行して下さい。これで拡張子が変更できます。詳しくは以下の動画を確認して下さい。
cmd /c rename ファイル名.JPEG *.jpg
たったこれだけです。
一般ユーザで拡張子を変更する機会など普通は有りません。なので、Windowsの設定で常に拡張子を表示することは絶対に避けて、コマンドラインによる方法を試みて下さい。