http://youtu.be/_S98TApNdAo
新聞で「限定正社員」は首切り自由化政策だ!と言われています。 私は違うと考えます。
『限定正社員』とは、正社員の待遇だが、働く場所や職種などを限定して契約できる制度です。社員は安心して地元で自分のスキルを生かした勤務ができます。
新聞で懸念されていることは、『限定正社員』は会社の首切り自由化政策だと言われています。 正社員と違い、『限定正社員』は職種や工場が閉鎖された場合には正当な理由として首を切られるリスクがあります。
確かに、この通りですが、私は以下の理由で限定正社員は有利だと考えます。
- 会社から急に職種や事業所が消えることは無い
- 今の正社員も、職種や事業所がなくなった場合には、事実上退職を迫られる
ためです。 悪いという意味ではどちらも同じです。 一方で、『限定正社員』には権利が明確に示されています。 このため、口約束とくらべて主張がしやすいのではと考えます。 また、世論も限定正社員という立場を把握することによって、不正な異動などが行われないです。
似たようなもので
- 総合職
- 一般職
という用語があり、非常に似ています。 しかし、会社独自の用語であるため、本来、職種変更や勤務先変更などが行われないはずの、一般職が会社都合で行われてしまうことがあります。
当然、世論は会社の総合職や一般職の意味を把握していないので、世間からの目も気にしない傾向にあります。
「一般職なのにあの会社は私を異動した」
より
「限定正社員なのにあの会社は私を異動した」
のほうが対外的なインパクトは強いと考えます。
正社員も不当な扱いを受ける現在ですが、『限定正社員』という立場と権利が世間に認められれば不当な労働は強制されないでしょう。
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