必要最低限のもので生活するミニマリスト。自分で決めた「最低」を超えないように調整して生活するのが本来の姿です。しかし、ブログやテレビに現れる「競技ミニマリスト」の悪影響を受けて間違った苦しい生活になる失敗は防ぐ必要があります。
競技ミニマリストとは
絶対的な物の少なさ、絶対的な生活費削減、何も置かない部屋、殺風景な家などを他人と競い合う方々を競技ミニマリストと言います。というか、私の勝手な造語です。
スポーツではまったりと遊び感覚で行える一方、アスリートとしてストイックに競技に臨む人もいます。それと同じようにミニマリストの世界でも、豊かな生活のために行っているミニマリストから、自分が一番物が少ないと競っている「競技ミニマリスト」がいます。
多くのミニマリスト志望者は、競技ミニマリストを目標にしてしまいます。
大好きなものを捨てる誤り
競技ミニマリストの多くが、大好きなことをやめると言う考えです。読書が好きだが本が多くなるから手を出さないという考えです。
テレビでも物を減らす方法として一番最初に犠牲になるのがその人の大好きなものです。
「大好きなオートバイを全て処分して物を減らしました」
って言葉はよく聞かないでしょうか? これは大きな誤りです。
大好きなものを捨てたら何が残る?
帰宅したら、大好きなバイクを眺めながら時を過ごす。簡単な整備や洗車をする。そして週末はツーリングに出かけたり、バイクが好きの友人を呼んで食事など……
こんな人からバイクを取ったら何が残るでしょうか? 正解は、次に好きな趣味です。
そう、大好きな遊びが無くなって、中途半端な好きなことだけ残るわけです。
正解はバイク以外を手放す
物を減らしたいという願望があれば、バイク以外の好きなものを処分します。 読んでない本があれば大好きなバイク以外のジャンルは処分です。 工具は自分で整備をするのであれば最低限のものだけ残します。
映画のDVDは処分で良いのでは無いでしょうか? 映画見るよりバイクでしょ?
好きをどれだけ止められるか?
ミニマリストの考え方として、そして私の考え方として
「好きをやめる、残すは大好きと必要」
があります。ミニマリストになるためには好きをいかに止めるかです。 人って世間のことが基本的に好きです。どちらかというと嫌悪感がある物は少ないです。 ということは、その好きなものの相手をしていたら、お金も時間もなくなり物も増えます。
職場連中がスキーやスノボに行く、夏はキャンプに行く、定期的なバーベキュー、好きなボウリングのためのマイボールとか。 好きなものに手を出していたら際限なく物が増えていきます。
一方で、大好きなバイクに注力していれば、それほど物は増えないと考えます。 そして、大好きに注力すれば中途半端な好きな物も買わなくなると考えます。
ミニマリストになるには、極端な競技ミニマリストやテレビで煽る、大好きなものを手放して苦労するは止めて下さい。
繰り返します
「好きを止めて、大好きと必要に注力」
これがミニマリストです。