多くの道具ってそれほどこだわりは無いと考えます。そういう突っ込みをすると「違う」という人は冷静に周りを見て下さい。
趣味の道具は厳選するが、「リビングセット、テレビ、お皿、キッチンの調理器具を選んだ経緯が見えない」「工具はよくわからないが工具箱の中に自然と入っていた」「店員にチョイスされたスマホ」「量販店で買った足代わりの自転車」等と視点をずらせば強いこだわりなしで選んでいるのではと考えます。
不思議な魔力のマイク
そんな中で、不思議とこだわる人が多いツール類が「マイク」です。一番思いつくのが音楽プレイヤーですが、それ以外の人も思い詰めるとこだわってしまうものです。
- ステージでの声を明瞭にする
- 明日の会議をクリアに録音する
- テレビ会議の音を良くしたい
- リモート面談、リモート取引、リモート採用面接での勝負マイク
- 初めてのCD制作
- YouTuber,ゲーム実況者を目指す
- 運動会などの撮影
こんな事を考えてしまうとマイクに意識がいきます。ここまでいろいろな分野の人の注目を集めるマイクは珍しい道具の一つです。
Sony A10 打楽器の打撃の収録に良い |
必ずしも目的別じゃない
多くの道具は手段として見ることが出来ます。無意味に掃除道具が欲しいと思う人は少なく、普通は掃除をしたいから掃除道具を買うと言う流れです。 しかし、マイクは種類が多く、必ずこれを使えば良いと言う目的別の考えは薄いです。
もちろん、目的別に分けられてマイクは製造されていますが、使う側には正解が無いとされ、目的外の使用方法がされています。 確実にフィットするものを選ぶことが出来ないから永遠にあれが欲しい!状態になります。
私もマイクが欲しくなる病に
このエントリーを書いている今は冷静ですが、昨日はあるマイクが欲しくてたまらなかったです。 もちろん、金銭に余裕があれば良いのだが、小遣いというレベルでは有りません。業務用の道具を一種類買い足すくらいの決断です。
使い勝手は良いが無難すぎて使わない Zoom H1n |
第一に他人、第二に自分
知人で世間的には比較的高額な楽器を所有しているひとがいます。その人は
「高価な楽器は演奏者が気持ちよくなるためにある。」
と言っていました。そう、仕事を円滑にこなすための道具としてです。なので、高価な機材は優秀なスタッフや人材を確保するために存在意義があります。
だから、第一に他人の事を考えると、高価な機材は無駄ということになります。その知人が言うには
「高価な楽器の絶対的な価値を聞いている人に感じさせる事は無い」
です。マイクに話を戻すと、高価なマイクに価値があるのは
「スタジオに優秀なレコーディングエンジニアやプレイヤーを集める」
ということです。気持ちよくスタッフに働いてもらうためにマイクを良くする。です。
まあ、自分のご褒美として高価なマイクを買うことで高い意欲を維持することも出来ますが、自分自身だけの話なので我慢する事は出来ます。
スタッフの場合だと、良い機材のあるスタジオに流れてしまうから、マイクを含めて良い機材が必要です。
意外に良かったFifineコンデンサマイク |
結論、手持ちのマイクで納得
今までしまっていたUSB接続のコンデンサマイクを使ってみました。FIFINEというブランドのものです。 それが、意外に良い音です。また、昔から使っているSony MV1も良い音です。なので、その2つを大切に使っていこうと考えています。
長年愛用している Sony MV1 声が良く収録可能 |
でも、ラージダイアフラムと呼ばれるマイクは所有した経験が無いので、安いものを買ってみたいと思います。