宅配業者を装った詐欺で、「送り状が水でにじんで読めなくなったから住所を教えて欲しい」という電話があります。 目的としては電話番号から住所を知りたいと言う不正な個人情報収集です。
堅い対応は完全無視
詐欺を防止する一番の方法は最初から相手にしないということです。心当たりのない電話全てに無視をすることです。バカバカしいが単純な方法です。
もしかしたら何かの当選かも?
ネットで当たれば良いと考えていろいろなプレゼントなどの懸賞キャンペーンに申し込んだ記憶があれば、それが当選したと考えてもおかしくありません。
ただし、その時も無条件に個人情報は教えてはいけません。
電話番号だけ残るのは変
宅配便の送り状には色々記載があります。追跡番号、住所、会社名、個人名そして、電話番号も出荷人と受取人とあります。その中で、受取人の電話番号だけ残り、後が消えたり不鮮明になることなど考えられません。 これだけでも詐欺だという事がわかります。
赤で囲んだ部分が電話番号だが、ここだけ残るのも変だと考える |
青で囲んだ部分が受取人の番号 ここだけが残るのは正直おかしい |
店に取りに行く
宅配で使われる業者はほぼ大手です。ヤマト運輸、佐川急便、郵便などでしょうか? 怪しい電話が合った場合は業者名を聞いてどの店に行けばよいかを聞いて下さい。まともな業者であればこれで十分だと考えます。
荷姿は?
これでも直接自宅にと言われたら、「荷姿」はと聞いて下さい。懸賞であればその業者のロゴや文字がダンボールに入っているはずです。懸賞がボロボロのダンボールであるわけは無いです。 あと、大手業者の懸賞なら有名な運送会社を使うのではと考えます。
詐欺師に勝負はやめる
テレビやネットで詐欺電話に勝負を挑むってチャレンジがあります。なので、つい自分も真似をしたくなるかもしれない。しかし、素人が行うと反対にこちらの個人情報を抜かれてしまうから絶対に避けて下さい。
私のウチでも家族がそれで個人情報を話してしまったという問題が発生しました。残念ながら自分自身は相手を追い詰めているはずだと思っているが、細かいところで個人情報が抜かれています。
事業規模、取引先、家族構成、設備の規模など、何気ない質問で抜かれてしまいます。
詐欺からは逃げる
「有事にはヒーローになるな」って言葉があります。銀行強盗の現場に遭遇した場合、自分が映画のようなヒーローになって解決しない。ダイ・ハードみたいにならないってこと。
これって、自分がヒーローだと思って危ない行動をして問題が発生するということだと考えます。 同じように、詐欺の電話がかかってきた時も、自分はテレビやネット動画のような詐欺師を懲らしめるヒーローになれると考えて失敗します。
ヒーローはテレビの中だけ
出典怪しき話だが、小学生の時に先生から「スーパーマンのマネをして死んだ子供がいる」って話を聞いたことがあります。 ほとんどの人は絶対にそんな事はしないと思います。しかし、詐欺撲滅のヒーローなどの真似は「スーパーマンの真似」より多くの人が行ってしまうのではと考えます。
ここで、詐欺撲滅ヒーローになることは、スーパーマンの真似をして高い場所から飛び降りることと同じと考えれば真似はしないのではと考えます。