収録のためにマイクを選ぶという話になると、業務用のコンデンサマイクとかオーディオ・インタフェースが必要って話になります。絶対に業務用を選べば間違えが無いのだが、出費も大きいです。 だから、その前にじっくりと普通に量販店で購入できるマイクを購入してみても損は有りません。
ソニーの一般向けマイク
普通に量販店のICレコーダーコーナーに置いてあるマイクです。昔からの定番品でICレコーダーや昔ならMDレコーダーに接続して録音が出来ます。 微妙にメーカーごとに違うプラグインパワーの規格ですが、そこそこ問題なく多くの機器と互換性があります。
3種類の録音方法
付属のスタンドを使う方法、口元で収録する方法、ピンマイクとして胸元に付ける方法で試してみました。
スタンド利用
やや輪郭がぼやける感じですが、カメラより近い位置で収録が出来るのでそれよりは良い音だと考えます。 映像優先、出演者にストレスを感じさせない収録に向いています。
口元
ナレーションや音声収録に理解のある人向けの収録方法です。非常にパンチ感がある音で収録できます。
胸元
いわゆるニュースキャスタースタイルです。 襟やポケットにクリップして使います。パンチ感は中間で、ややブーミーな感じがします。 それが嫌なら後で低音を多少編集で押さえてみて下さい。
サンプルの動画を聞いてもらえば分かりますが、いわゆるヒスノイズ系の雑音は有りません。また、空調とパソコンの電源は入ったままなのでそんなに静かでは無いのですが、環境音も抑えられています。
最初にも書きましたが、業務用のコンデンサマイクを使えば絶対に良い音で収録できます。しかし、非常に高価なのと、オーディオ・インタフェースと言う特別な機材も必要になります。 一方、量販店で販売しているマイクは3000円程度と安いです。 仮に満足できない場合でも、屋外での収録など他の用途として使えるので無駄にはならないと考えます。