貯金をするには世の中の情報を多く集めることです。
でも、以前の動画で覗き見はするな?と言ったのでは無いでしょうか?
実は覗き見と観察は大きく異なります。覗き見は相手に干渉するために行うことです。
噂話として周りに伝えたりするなどです。
一方で観察は、自分の考えを入れずに情報を取得することです。
ただ見るだけで意見は言わないという物が観察です。
実は観察って難しいです。
学校の授業で習ったはずですが、先取り学習などで観察の意味を知ってしまうと
単に自分の知識に基づいた覗き見になってしまいます。
自然観察と言うより、教科書に書いてあることを確認するために見ているわけです。
これは観察ではありません。
だから、本当の観察を行った人って、学生の時に動物行動学や植物学を専攻した人だけだと考えます。
それ以外の人は残念ながらほんとうの意味では観察を行っていません。
第一章 初めての観察
自分の意見を入れない観察をこれから始めて下さい。
いつも行く店で何がよく売れているかを観察してみます。
ここで強く意識するのは、見た事実だけを頭に入れることです
あれは美味しいとか、不味いとか、自分は絶対に買うとか買わないとか
これらは観察ではなく分析です。
今は観察力を身につけたいわけなので、分析は行っては行けません。
この、見ているつもりなのに分析をしてしまう癖が問題です。
見ているはず、聞いているはずなのに実は何も見聞き知ていなかったという事があります。
そう、頭の中で強い分析が始まってしまうわけです。
まずは、この分析という癖を無くすように意識して下さい。
第二章 理解を止める
観察の大きな邪魔なものは理解です
観察しようとする物を理解したり、同意したりすることです
これは観察にとっては害悪しかありません。
ニュースで「どこかの人が殺人事件を起こした」
とあったりします。この場合、理解しようとしてはいけません
どうして殺したのか?とか、殺す理由があったのか?
こんな感情的な話は必要ありません。もちろん、悲しむ事件ではありますが、観察力という意味では不要です。
単に、どこどこで、こういう事件があった。経緯は家族の問題みたいな事実だけを受け入れます。
さらに、善悪の判断も止めてみます。
実は殺人事件でも、現場は悪いことをしたから問題にしている訳ではありません。
単に手順通り動いているだけです。そう、現場の警察官には善悪はありません。手順です。
話はずれますが、警察官は行政官です。言われたことを言われた通り行っているだけです。
善悪を判断するのは司法、つまり裁判です。 行政が動く手順を作るのは立法です。
話し戻して、ニュースの内容は善悪ではなく単なる事実として見て下さい。
これによって理解を止めて事実だけを観察できます。
第三章 観察で世界が広がります
観察を習慣にすると、今までの多くのことが自分の考えであったことが分かります。
そして、ニュースなど人から聞いたことも、事実と主観を分けて考えられます。
テレビで大きな事故が起こった時に、コメンテーターが激怒したとします。
この場合、コメンテーターの感情的な意見に対して惑わされなくなります。
観察ができないと
自分自身の感情や他人の感情で正しい情報が得られなくなります。
さらに、情報ではなく自分が気に入ったことを妄想する危険性もあります。
都合の良い妄想を情報だと思ったら暴走です
正しい観察はこの妄想がありません。
確かに娯楽としては有名人の意見は面白いです
意見と意見の衝突も面白いです。
しかし、それを観察するべき情報源で行われると正しい判断が出来ません。
娯楽と情報収集は分けるべきです。
そして、分けないと誤った情報で動いてしまう可能性があります。
まとめです。
第一章 初めての観察
- 意見を入れない観察を意識する
- 見た事実だけを頭に入れる
- 分析する癖を止めてみます
第二章 理解を止める
- 理解と覚えることは分けて下さい。
- 理解しないで暗記してみます
- 感情は抜きにします。
第三章 観察で世界が広がります
- 事実と意見を分離します
- 娯楽と観察は別と考える
- 妄想はしないで下さい。
不安になる原因って情報だと言われています
しかし、情報って善悪はありません。
情報に対して善悪を感じるのは分析した結果です。
だから、とりあえず情報は観察して下さい。
観察して淡々と情報を得ることができれば冷静に判断できます。
詐欺情報も最初に上がってしまったら終わりです。
観察術を使い詐欺情報に接することができれば本当に儲かるか分かります。
観察力を狂わせる方法はいろいろな場所で行われています。
パッケージの質感、営業担当者の特別感、光の演出など
観察力を狂わせて、心理的に上げられます。
ただ、冷静に観察すれば淡々とその商品やサービスのことを判断できます。
酷い営業だと恐怖や罪悪感を植え付けられます。
これらも冷静な観察力で逃げ切ることが出来ます。
実は高揚感も恐怖、罪悪感は全て脳内で作られた幻想です。
だから、冷静な観察力で幻想から逃げることで無駄な出費がなくなり貯金できます。