皆さん、自立していますか?
そりゃ、していると言われそうです。
しかし、全ての人は完全なる自立などしていません。
では、どうして自立していると考えるのでしょうか?
それは、知恵の潔癖症になっているからです
潔癖というのは清潔とは異なります。
清潔とは必要最低限の労力で適切に行われることです
自宅の清潔と半導体工場の清潔は程度と方向性が異なります。
この程度と方向性を考えることが清潔です
一方で潔癖とは程度も方向性も考えずに実行することです。
これと同じように、程度と方向性を考えずに自立を考えると浪費します。
第一章 全ての人は依存している
親からの自立、考え方の自立、上司からの自立
会社からの自立、共同体からの自立
とりあえず、見える範囲から自立しても結局は何かに依存しています。
この事実を認めてください。
完全なる自給自足の環境を整えても
共同体からは税金を取られます。その税金は共同体が定めた通貨が必要です。
仮にそれからも自立しようとすると、クーデターになるので、共同体から攻撃されてしまいます。
会社から独立して自営業になったとしても、その会社からは独立出来ていません。
個人事業主で上司がいなくても、仕組みを使って仕事している場合
その仕組に依存しているわけだし、逆らえないわけです。
結局は言葉が違うだけで何かに依存しているわけです。
第二章 独立心は本心ですか?
親がウザいから家を出る。起業したいという本心がある
自分専用のクルマを本当に持ちたい
そんな考えが強ければ、その部分は独立しても構いません。
しかし、周りから言われたからと言う理由では問題があります。
親元からは出たほうが良いよ!
自分専用のクルマは当たり前!
早く会社から独立して自分のビジネスを!
こんな煽りで独立したいのであれば止めてください。
世間が独立させたいのは、金融や産業が潤うからです。
子供が親元を出れば、不動産が潤う。
クルマも売れるので工業も潤う
会社から独立する人が増えれば、事務用機器が潤う
そして、全体で金融も潤います。
こういう煽りがあります。
だから、本心ではない自立は無視してください。
第三章 独立しないと貯金できる理由
まずは、親からの独立です
親元が狭くて一緒に住むのは無理なら仕方ないですが
十分広くて快適に過ごせるのであれば、出ないほうが良いです。
まず、家賃は5万円程度の家賃が節約できます。
生活家電も共用して使えるので節約です。
普段クルマに乗らない人なら、親の車や自分の車を親に貸し出せば節約です。
これは結構大きいです。周りから独立するように煽られますが
特に問題がなければ無視してください。
会社からの独立も必要に迫られていなければ止めてください。
同級生が独立している場合でも、保険会社やコンサルタントのように
最初から独立することを前提の業界かもしれません。
もし、あなたが製造業やエンジニアなら、独立する方が特異なケースだと考えてください。
家も会社も無意味な独立は失敗するだけです。
自分の会社、自分の持ち家、自分の車など非常に優越感がありそうですが
別に黙っていれば良いわけです。
そんなものをアクセサリーやファッションにするくらいなら
本物のファッションやアクセサリの方が安いし害もありません。
まとめです
第一章 全ての人は依存している
- 完全な独立など無い
- 結局は何かに依存している
- 自立とは別のものに乗り換えてるだけ
第二章 独立心は本心ですか?
- 本心から思えば問題ない
- 周りから言われたなら問題
- 自立で経済は潤う
第三章 独立しないと貯金できる理由
- 依存はお金を使いません
- 出来るだけ共用する
- ファッションで独立しない
ブランドファッションは無駄使いだと言われます
しかし、人に見せるためのファッションとしての自立よりマシです
毎月5万円の出費をするくらいなら、年に20万円くらいのハイブランドファッションを買うほうが安上がりです。
ただ、世間はそんな助言はしません。
ファッションなんかに金を使うくらいなら、自立などの自分の将来のためになる事をした方が良い
こんなのが多いです。 これは酷いのでは無いでしょうか?
もちろん、ここでは比較の話をしているだけで、絶対的にファッションのほうが安いと言ってるわけではありません。
他の問題としては2つあります。
一つはこの問題に対して助言を求めてしまうことです。
二つ目は、過干渉してくる交流関係です。
これらを解決してください。
嬉しいところはこの二つの問題は一つの解決策で解決します。
それは、「自分が独立していないことを問題に思わない」ことです。
この思いがあれば、助言も求めることも無いし、過干渉な人間関係からも逃げられます。
友人とお酒を飲みながら、助言という過干渉をされたら最悪です。
金を使って嫌な思いをしているわけです。
こういうムダも防止できます。
全ての自立は悪いことではありません。悪い自立とは自分が望まないものです。
これを見極めることで、無駄な行動が減って貯金できます。