食べ終わったら食器をキッチンに持っていく! これって善い行いだと思っていませんか?
間違えなく受ける側も行う側も気持ち良い行為だと感じています。でも、冷静に考えると
「強烈に生産性を低下させる害ある行動」
だったりします。
悪い理由としてキッチンが渋滞する
食事が終わった後のキッチンには調理器具が置かれています。鍋、フライパン、ボウル、包丁、まな板などです。それだけでシンクの半分くらいは埋まっているのではと思います。
そんな状態で、家族が食べ終わった食器をキッチンに持ち込んだら洗う前のもので溢れかえります。
そんな渋滞状態で食器を洗うのは非常に面倒です。シンクに残った汚れた食器の上で洗う必要があります。 蛇口の水が汚れた食器に飛び散り洗っている食器に付着したり、皿同士が当たって割れたりする問題もあります。
シンク横のスペースもこれから洗うものと、洗って乾燥待ちの物が一緒に有ると作業にて惑います。
食べ終わったらキッチンをやめれば良い
対策として、キッチンを大きくする必要は全くありません。新築物件に引っ越したり、リフォームやリノベーションなども不要です。ただ、
「食べ終わったら食器類をテーブルに置いたままにしてもらう」
だけです。これだけで食後の洗い物が楽になります。
楽になる理由として、シンク周りを余裕を持って使えるからです。食後は、残っている調理器具を洗います。洗ったものはシンク隣の作業スペースに置きます。また、食器はテーブルに置かれたままなので余裕があります。
次に、割れやすい神経質な食器をキッチンに運びます。バカラとかリーデルの高級ガラス食器や薄いお皿などです。
このような形で、壊れやすいもの、ガラス食器、お皿、油汚れが激しいものなど、順番にキッチンに運んで洗えば渋滞せずに快適に洗い物が出来ます。
トンネルの渋滞対策
唐突にトンネル渋滞防止と言われても意味が分からないと思いますが、キッチンと関連がありますので話に付き合ってください。
トンネルって渋滞が発生すると多くの問題があります。排ガスが充満するので利用者の健康被害が高まります。また、そのような状態で事故が発生しても救助が困難になります。だから、トンネル内で渋滞させない方法を考えています。
トンネル手前で車線を絞り渋滞を手前に発生させます。そうすると、トンネルへ流入する交通量が減ることでトンネル渋滞を防ぐことが出来ます。 全体的なパフォーマンスは下がっているはずですが、渋滞する場所をトンネルから外に変えることでリスクを減らしています。
もちろん、トンネルを広くすれば問題は解決されるのですが、高い費用が必要なのでそれは出来ません。 バカバカしい話ですが、トンネル外側の道路だけを広げても渋滞は解消されません。
キッチンの話に戻して、キッチンというトンネルに流入する洗い物の量をテーブルで制限することでキッチンの混雑を防ぐことが出来ています。また、キッチンの増築は非常にコストが高い割に、利用目的が食事を作ることだけなので汎用性が非常に低いです。
もし、リフォームや新築ができる場合、より汎用性が有るダイニングを広くする方が利点があります。 ダイニングのテーブルは食事以外でも利用ができ、読書、音楽鑑賞、ゲーム、テレビを見る、映画を見る、勉強する、客間として使う、子供の勉強や遊びの部屋などいろいろな目的で使えます。
食べ終わったら食器はテーブルへ
この考えをするだけで、狭いと感じていたキッチンも広く感じると思います。キッチンのリフォームやリノベを考えている人、新築物件で巨大なキッチンを考えている人は冷静に考えてみてください。