何か教えてほしいと言われた場合、特に得意分野や好きな分野について聞かれたら、張り切ってしまうのでは無いでしょうか? また、教えてと言われたのだから、教えないといけないという義務感を覚えてしまうことは無いでしょうか?
ただ、頼まれて教えているはずなのに、反対に相手からウザがられる結果になることが多いです。どうして、頼まれたことを熱心にやっているだけなのにこちらが悪者になるのだろうかと思ってしまいます。
悪いのは教える側
この原因を端的に言うと、「教える側が熱心になりすぎる」ということです。実は聞いてくる側って、全くやる気が無い可能性が高いです。
大体の場合は、「教えて」と言ってくることが単なる挨拶ということです。今現在は何度か違う形で訪れている「投資ブーム」なので、そのことについて教えてほしいと聞かれる人は多いと思います。
少し、株とかFXをやっている人であれば、「投資の方法を教えて?」と聞かれることは有るのではないでしょうか? でも、ここで熱心に教えてはいけません。
理由は、最初に言った通り単なる挨拶だからです。
そう、「良い天気ですねー」が決して気象科学の話をしたいというサインでは無いのと同じです。
当事者意識を持たない
責任感有る仕事を行うには「当事者意識を持つ」ことが重要です。これが出来ないと周りから評価されることは無いです。ただ、これは自分がやるべきこと、やりたいことに関しての話です。
相手からの「教えて?」に関しての当事者意識は完全に相手です。これに関して自分自身が当事者意識を持つことは避けてください。
そして、相手の成長ややる気を高めることも避けてください。これもあなた自信が考えることではありません。 この件に関しての義務や責任、そして願望は全て聞いてきた方にあると考えてください。 そして、相手が失敗しても特に何も評価などしないでください。
もちろん、相手が成功した場合は喜んでください。
業務指示だが
業務指示で後輩指導を頼まれた場合も、あなた自信に当事者意識は無いと考えてください。この場合の返答としては
「後輩が聞いてきたら丁寧に教えます」
で良いです。なかなか後輩が聞いてこなく上司がしびれを切らしたときも
「こっちは待っているのですけど、後輩は忙しいのか聞いてこないですね」
とでも言っておきましょう。この場合の当事者もあなたではなく、仕事を教えたい上司と仕事を覚えたい後輩です。
友人関係も破綻します
友人に対して熱血指導をしても、良いことはありません。行き過ぎると師弟関係になってしまいます。こうなるともう、友人の関係ではありません。
これからも友人として仲良く付き合っていきたい場合は、絶対に師弟関係を構築しないでください。
教えてと言ってきた場合は、本や教材、スクールなどの情報を教える程度で良いと考えます。その後のやる気は本人のみの問題です。