悪気はまったくないのだが、つい言ってしまう相手を不快にさせてしまうことは多いです。今回は平日に来たお客さんに対してつい言ってしまうあのセリフです。
仕事はどうしたの?
自営業や接客をしている人が、平日に来たお客さんに対して言ってしまうセリフは
「仕事はどうしたの?」
です。土日に休みがある人が平日に来店するとつい聞いてしまいます。相手が学生だと
「学校はどうした?」
になります。
冷静に考えれば尋問
もう少しわかりやすい例として
「その映画のどこが面白いのでしょうか?」
って質問です。この質問を映画の面白さを知りたいという意味で使うと大問題です。もう、わかっていると思うが、これって質問じゃなく
「そんなつまらない映画を面白いという意味が分からない」
って断言に捉えられます。
それと同じで、「仕事どうした」「学校どうした」は、ちゃんと仕事しているのか?学業に励んでいるのか? って意味になります。 当然不快です。
言い換え術でもない
先程の映画のたとえであれば、言い換え術として
「その映画の良い点を教えてください」
にすれば、単に映画の良い点を知りたいという質問になり誤解はありません。
ただ、「仕事どうした」「学校どうした」に関しては根本が間違っています。そのため、言い換えではなくそのような質問はしないことです。
礼と相手の望む話
相手はあなたのために時間を割いて来たわけなので、お礼を行ってください。次に、「どうしたの」みたいな振りで相手の話したいことを引き出してください。
その後はひたすら相手の話を聞き続ければ良いだけです。
まずは雑談として
話していれば、職場や学校、家庭の悩みが出てくると思います。ただ、別に解決したいとは思っていなく、話題にしたいだけだと考えて雑談として話してください。 決して、解決策とか、過去に自分はこうやって解決したと言う話も封印です。
嘘だろ?と言われそうですが、パソコンやクルマの購入相談みたいな話も、良いものを見つけるという話じゃなく、そのものを買うことを自慢したいだけだったりします。クルマだったら、買いたいクルマの話になれば饒舌に話しが続きます。 パソコンの場合も、これからビジネスを立ち上げたり、何か勉強するという楽しい話になると考えます。
当事者は相手
相談に関しては当事者は相手という事を忘れては行けません。つい、熱くなると自分が当事者になってしまいますが、冷静に対応してください。
そして、相手から具体的に助けてほしいというポイントが示されたら、その部分に関してのみ主導権を握ってください。あくまでも、上に立つ当事者は相手ということです。
雑談をしているつもりでも、知らないうちに尋問になったり、説教になったりしてしまう人は注意してください。