1990年代に魔法のような能力開発教材が現れました。速読、速聴、音楽によるリラクゼーション、聞き流すだけというものでした。別にそれらはインチキでは無いのですが、皆さんの期待の急降下により悪いところだけが目立っていました。
確かに一部はインチキであり消えて無くなっていますが、2020年令和の今でも多くは残っています。
インチキと言われた理由
では、90年代の魔法のような教材が後でインチキと言われたのでしょうか? 第一に業者の過剰広告です。名指しをすると「アカデミー出版のイングリッシュアドベンチャー」が極端でした。「聞くだけ」「有名大学に合格」「いつの間にか口から英語が」って内容の大げさな広告でした。
しかし、届く教材に書かれていることは衝撃的でした。
「分からない単語は10回でも辞書を引く」「抑揚に注意しながら口に出す」
うーん、結局は普通な勉強です。 まあ、聞き流すだけって広告するのはインチキかもしれないが、一応アカデミー出版は試用期間や途中解約も可能なのでインチキだとは言えないのではと考えます。
他にもリラクゼーションや速読、記憶術などがありますが、結局は普通に勉強して下さいって結論です。
おすすめは速聴
90年代の速聴教材は非常に高価でした。特殊なプレイヤーとそれに対応した音声教材で40万円程度でした。 それが今ではスマホアプリで安価に使えます。
Audible(オーディブル)は月額1500円で有名な書籍のオーディオ版が聴き放題です。更に4倍速までの再生機能がついているので昔の40万円と比べたら安すぎです。
ただ、オーディオブックって結構疲れます。音楽を聞き流すのと比べると集中力は再生音声に奪われます。 そして、再生速度を聞き取れる限界まで上げると更に疲労度は高まります。
「シャワーを浴びるみたいに学習する」って表現がよくありますが、それに例えるとオーディオブックって「不快なシャワーを浴びせられる」って表現できます。そう、辛いのです。
通勤通学の時間に
一日通勤通学に往復2時間。正直無駄な時間です。ただ、全員が希望通りのワークライフバランスを得ることは無理です。 そんなときにオーディオブックと倍速再生は時間に節約になります。
しかも、家で2時間の自由時間を与えられるより集中はできると考えます。 プレイヤーにイヤホンを取り付け再生したら、玄関から職場までオーディオブックタイムです。他に誘惑はなく、毎日2時間の極度に集中した読書タイムが習慣になるということです。
倍速再生すれば、脳力も強化でき、より多くの本を聞くことができる。これは時間の節約と脳トレが同時にできる良い点かもです。
仮に職場の隣が自宅だったら
往復2時間通勤通学が、ゼロになったらその2時間を読書タイムにできるでしょうか? 私は無理です。 それが、2時間の通勤時間ならオーディオブックタイムは習慣にできると考えます。
住環境やワークライフバランスを変えることはこんなんですが、オーディオブックの契約は誰でも簡単です。 良質なイヤホンも簡単にそれよりも簡単に買えるのではと考えます。
時間が足りない、読書はしたい、自己啓発をしたい、安くしたいって考えている人は是非、オーディオブックと倍速再生を習慣にしてみて下さい。