早口言葉からギターの速弾き、ドラムの高速連打など練習をしようとする人は多いです。でも、すべての人はできないと言って諦めます。 バカバカしいですが、諦める人って数分挑戦したことを「練習した」と言っています。
一ヶ月は練習を
そりゃ、いきなり実用スピードで真似をしても出来るわけ無いです。早口言葉、速弾き、連打…全ては超絶技巧なのだから。 だから、先程の実用スピードで数分間やってみたは練習などではありません。 なので、最低でも一ヶ月は練習をする覚悟で挑んでください。
無理ならゆっくりと
分野によってはゆっくりに出来ない物もありますが、幸い、早口言葉や速弾き、高速連打はゆっくりに出来ます。だから、最初は普通なスピードで正確に出来るように練習してください。
あと、練習しているとすぐに負荷を上げたがる傾向にありますが、我慢してください。とにかくゆっくりと何度も練習してください。
「東京特許許可局」
よくある古典的な早口言葉です。実はこれって、通常速度でも上手く言えない人が多いです。
だから、ゆっくりと
「とうきょうとっきょきょかきょく」
これを丁寧に間違えずに何度も練習してください。
出来ない理由は根本が間違っているから
クルマの運転で細い場所や車庫入れが上手く出来ない人って、ゆっくりにしても出来ないことが多いです。 これって、スピードに対する反応力じゃなく、そもそもの入力が間違っているということです。
早口言葉も同じで、ゆっくりにしても失敗する場合は、口の筋肉の動かし方や脳の記憶が間違っているということになります。
だから、そもそもスピードアップの訓練の前に、スローペースで上手く出来るようにする事が必要です。
- 東京特許許可局
- マサチューセッツ州
- 隣の客はよく柿食う客だ
これらを正しく発音できるまで速度を下げて練習してください。 次に普通の速度で練習してください。
速く出来ない理由全てこれ
実は、世間の技能の全ては、遅い速度で出来ていないから、速く出来ないって事が多いです。 例に挙げたギターやドラムに関しては入門者は基礎が上手く出来ないと言う自覚があるから、ゆっくりと基礎練習を行います。
しかし、早口言葉の場合は楽器入門とは違い、既に基礎は出来ていると勘違いしているわけです。早口言葉が出来ない問題はたしかにスピードの問題もありますが、私の考えでは、そもそも基礎ができていないということにあります。
なので、早口言葉が苦手な人は、普通の速度で早口言葉を読んでみてください。多分と言うか絶対に上手く読めないと考えます。