自由は良いと言っている人はTPPにも賛同できますか?


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環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を擁護する人は「自由」を口にします。こういう意見は本当に自由についてわかって発言しているのか疑問です。 自由とは選択肢を与えられる権利と共にそれに対する義務も負うことです。TPPは自由という旗のもとに今まで日本国民が意識をしていなかったことも考える必要ができてきます。

TPPって何が起こるの

TPPとは対外的な事柄をオープンにして、海外企業の活動を妨げないようにするルールのことです。国外も国内も平等に扱い、その国独自の保護政策などは撤廃される方向に動きます。TPPが締結されれば関税や対外的な規則などが緩くなり、自由に活動できるようになります。

自由だったら良いだろ、と感じます。確かに自由はよいことです。 ただ、自由というと権利ばかり主張するという考えであればそれは間違えです。

自由の国といえばアメリカですが、アメリカの考える自由には責任もついてくるということです。 自由に何かを行えるが、それに対する責任も負う必要があります。

日本が自由になると

日本が自由になると、国民はいろいろ自分で考える必要があります。 たとえば

  • 国民健康保険がなくなれば、自分で民間と契約する必要がある
  • 食品などの安全はある程度自分で確認する必要がある
  • 国が面倒を見ない部分が増えて、契約者同士で交渉する必要がある
  • 消防の契約を自分で行う
などです。 健康保険に関しては
  • 保険に加入しない代わりに、スポーツクラブ、サプリメントに投資する
  • リスクを承知で安い食べ物を購入する
  • 救急車を呼ぶのに前日に予約が必要な保険に安いから加入する
などの新しい考えもできます。最高のサービスに加入するもの、安いが必要最低限のサービスを提供する保険に加入したり、全く入らないという選択もあります。

これらが自由を手にした結果、義務も手にするということです。

もともと楽をするために自由を手放した

自由とは全ての義務と権利を手に入れるということです。自由の元であれば、隣の家が欲しければ力づくで奪うことも、不在の間に選挙することも可能です。

これでは生活が不安なので、隣人同士が結束して、お互いの不可侵条約や外部からの攻撃をみんなで守ろうとします。

これが発展したのが国家です。 いろいろと規則がありますが、それによって考えなくてもよいことが増えて生活が豊かになっています。

自由、非常にいい響きですが、それに伴う義務についても考えてください。




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