http://youtu.be/82G2SXCidYg
エスカレーターに乗ろうとして
「止まっているぞ、でも動いた」
という経験はないでしょうか? 最近では省エネのために利用者がいない場合はエスカレーターを停止させておく機能が付いています。
この機能による怪我が2013年4月11日に発生しました。
途中で停止して転落
親子がエスカレーターに乗車中に途中で停止してしまい、バランスを崩して転落して怪我するという事故が発生しました。 どうして途中で停止してしまったのか?これは故障ではなく、システム的に見れば「仕様」です。 エスカレーターの自動運転が停止する仕組みはタイマーによるものです。 入口付近にセンサーが付いており、それが働くとエスカレーターを指定した時間動かす仕組みです。
今回の事故は、センサーを通過した後に、エスカレーターに乗らない時間が長かったので、途中で停止して事故が発生しました。
多くのセンサーは直接対象を見ていない
最近の自動制御の機器にはセンサーが付いていますが直接対象を見ていないことが多いです。多くがスイッチや光による判断と、「こういうことが発生したからこうなるだろう」という決め打ちによる設計です。今回の設計も、センサを通過したから30秒後には下まで下っているだろう
という設計です。
システムバグ
今回のシステムには大きな欠陥があります。それはセンサーとエスカレーターの間に空間があることです。 これによって、センサーが働いてもエスカレーターに乗らないという動きができ、決め打ちのタイマーとずれが発生します。 結果、乗車中に停止してしまいます。防ぐ方法としては、センサーをエスカレーターぎりぎりにつけるという方法がありますが、これもよろしくありません。 エスカレーターは運転を開始しても最初から通常速度でうごけません。 このため、センサーとエスカレーターを離しておきます。 これで、センサーを通過して乗るまでには速度が普通になっています。
対策はセンサーを2つ付けることです。 一つはエスカレーターを動かすために、離れた場所に取り付ける。 もう一つは停止のロジックのために、エスカレーター内部に取り付けておきます。
これであれば、快適に使え、安全性も高いと感じます。