出費が激しい人がミニマリストを目指すのは間違えです

 ミニマリストは物が少ないから余計な出費が少ない。たしかに正論です。しかし、それは結果論でもあります。更に、お金を使ってでもシンプルな生活をしたいというミニマリストも存在します。だから、貯金をしたいからミニマリストを目指すと言うのは間違えです。

今まで買った物はとりあえず放置する

「お金を貯めたいから、今日からミニマリストになる」は止めて下さい。それより先にやることは単に出費を減らすことです。だから

「お金を貯めたいから、今日から出費をやめよう」が正しいです。ただ、全ての出費を止めることは無理です。そこで役立つのが私の好きな言葉である

「好きなことをやらない人生は最高」

です。単に好意を持った好きなことは相手せずに、大好きなことと必要なことに注力するという意味です。

ただ、お金を貯めるという意味では、とりあえず「大好き」も保留して「必要なこと」だけにお金を使って下さい。

「この本素敵だからほしい」は「この本を買わなくても生活できるから買わない」です。

「トイレの洗剤がなくなった」は「トイレが汚れると困る、だから必要だから買う」です。

食事の場合は必要と好きが混在しているので難しいので、「一人で食事する場合は栄養摂取として必要最小限の食事」とか「月に一度は大切な友達と大好きな食事をする」という形で出費を抑えて下さい。

今まで買った無駄な物が遊び道具になる

もし、ミニマリストを真似て不要物を全部捨ててしまった場合は、遊ぶものが全く無い状況になります。 でも、全て捨てていない場合は、これからの追加投資無しで遊ぶことが出来る物になります。

「この本素敵だからほしい」は「いや、家にまだ読んでいない本があるから代わりに読もう」

「この楽器買えば幅が広がる」は「そうだ、2年前に買ったギターや電子ピアノが家にあるから、それを練習すれば良いんじゃないか? 教則本も確かあったはず」

「このダイエット器具を買えば」は「倉庫の中に昔買った自転車が有ったな、少し整備して乗ってみよう」

「新しい英会話教材に惹かれる」は「子供がねだった英会話教材があったな、今はやってなさそうなので要らなければ貸してもらおうか」

となります。ミニマリストとしては無駄なものですが、新たな出費を防ぐという意味のものとしては役立ちます。

だから、とりあえず物は捨てずに、新しいことをしたい衝動に駆られたら自宅にある物のことを思い出して下さい。似たような方向性の使っていないものがあるはずです。

今、出費が激しいと感じている人はとりあえず必要な出費以外は止めて下さい。そして、新しいものが欲しくなったら今まで買った物を確認して下さい。

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