出来そうな人になにか質問をすると茶化したような回答をされた! と感じている人は多いと思います。もう少し真剣に対応してくれよ、と言いたくなりますがそれには罠があります。
実は真剣に対応される方がムカつく
茶化したような発言より、真剣な対応のほうが親身? それは幻想です。まず、相手はあなたに確実にフィットするネタは持っていません。店でいうと吊るしの服みたいなものです。しかし、お客さんはフルオーダーの服を求めているようなものです。
吊るしの服って、店行って大体のサイズを合わせるだけで買うことが出来ます。一方、フルオーダーの服って店と何回も話をして自分だけの服を作り上げます。実はこの工程は普通の人は嫌がるところです。
せっかくフルオーダーが出来るのに、この部分は適当で、生地は何でも良いよ、ステッチは気にしない等となり、別にフルオーダーじゃなくてもいいだろになってしまいます。
質問の話に戻して、真剣に質問に答えるというのは服で言うとフルオーダーの活動です。そう、相手も真剣になる必要があります。もちろん、相手もそんな気持ちは無いので、真剣で熱い対応にムカつくのです。
茶化すのは真剣対応のテスト
実は、初見の質問で茶化す理由としては、相手が本当にそのことを知りたいのか? 受け入れられる姿勢と能力があるのかを試すためです。 ここで、話が終われば大したことが無いということになります。 反対に話が続けば相手は真剣だと言うことでフルオーダーの活動が出来るという判断をします。
ただ、この茶化すという部分も、真剣に教えると同じように相手に不快感を与えるのは事実です。
吊るしの回答を
服を着ないか、フルオーダーか? そんな極端なことではなく、質問に対する回答として「ユニクロ」という既製服を提供すれば良いのです。例えば、「クラウドストレージって何?」と聞かれた場合には
ネットで写真とかを安全に保管してくれるサービス。
って答えればよいだけである。 クラウドストレージが一杯みたいな質問だったら
「金払ってクラウドの容量を追加するか、いらない写真だったら削除する」
という対処療法を答えておけば良いです。そう、これが服で言うと既製服、吊るしの回答ということです。
魚釣りを教えるは間違え
古典的なビジネス書に
「魚をあげるより、魚釣りを教える」
って話がありますが、あれは嘘です。魚を欲しがっている人には魚を上げてください。
あと、正しくはあの言葉は
「魚を欲しがるより、魚釣りの方法を覚えよう」
って意味です。この言葉や有名ですが、真に受けないでください。