金持ちはいろいろな経験を語ります。高級車、大豪邸、高級ワイン、海外旅行、ハイブランドのファッションなどです。嫌味に聞こえるかも知れませんが、それ以上にそういう生活に憧れるという思いが大きいです。
もちろん、貧乏人でそれらを体験できない場合でも本を読んだり、テレビを見たり、今ならググレば金持ちの体験を知ることもできます。しかし、これは罠があります。
未経験のことを語ってしまう
貧乏人が勉強として未経験の知識を知ることは全く問題がありません。ある意味、学校の勉強と同じ知識を増やす行動です。ただ、やってはいけないのはそれらの知識を下手に語ってしまうことです。
理由は、その情報単体では価値がまったくないからです。「あの高級ワインは美味しいと言われている」と「昨日、あの高級ワインを飲んで美味しかった」という感想があった場合、前者には全く意味はありませんが、後者の体験は話として意味があります。実体験だからです。
体験したことだけを話してみる
テレビで「高級ワイン」について特集していた場合は、ワインの話題としてではなく「テレビのネタ」として話して見ます。「100万円のワインと5千円のワインを芸能人が飲み比べたけど分からなかったみたい。芸能人たちのリアクションが面白かった」という話にします。
あくまでも、ワインの話ではなく、芸能人の面白いリアクションとしてです。 他には100万円と勘違いする5千円のワインって興味あるって話でも良いです。どちらも、テレビ番組や出ている芸能人の話題です。
やってはいけないのは「100万円のワインなんて古い嫌味がある味」「芸能人は大したことない」「値段なんで味と関係ない」みたいな知りもしない内容を突っ込むことです。
試供品をプレゼントしますか?
ドラッグストアとかでもらった試供品を「贈り物」と言って渡しますか? 多くの人は無理だと感じます。しかし、情報という意味ではそれをやっています。聞いただけの未経験の知識を有用な情報として相手に伝えると事はそれに相当します。
贈り物は吟味したものを自分で買わないと喜ばれません。それと同じように情報も「自分の体験」だけを語るようにして下さい。