http://youtu.be/5zP0PjLdvSQ
梅雨があけて夏です。夏は熱中症で倒れる人が多く、私の中部地方では200人の人が被害を受けました。 熱中症には色々な原因がありますが、水分不足によって発生することが大きな原因です。 最近ではスポーツ科学などで正しい水分補給が広まりつつありますが、全てに広がっているとは言えません。
定期的な水分補給を妨げている原因は
- 喉の渇きを我慢して仕事や練習に励むことは精神の鍛錬になるという考え
- 食事中以外に水分摂取することは悪いことだとされている
にあります。 「喉の渇きを我慢すると精神」というものは、昔の根性論などから来ている考え方です。 確かに精神的な強さは身につくかもしれませんが、体は壊れてしまいます。
食事中以外に水分補給することは悪いことというものは、食事は神聖な儀式という部分から来た考えです。これも、食事は栄養補給の手段であると考えれば儀式を優先するという部分は間違っていると考えます。 作業中に体が水などを求めればその時に供給するべきです。
自分自身が定期的に水を飲むことに抵抗がある場合は考えを直したほうが良いです。 定期的に水分補給することに何も罪悪はありません。
人を動かす側に立っている人も水分補給に関する正しい知識を習得し、下に伝えていく必要があります。 仕事中や練習中に熱中症で倒れる方が大きなリスクです。
水分は、水が一番です。 お茶やコーヒーには利尿作用が含まれますので、体から水が抜けやすいです。 スポーツドリンクはハードな運動を行う人にとっては良いですが、それ以外の人にとっては過剰なエネルギーです。 ローカロリーの飲料もありますが、飲むことが癖になるのでやめておくのが無難です。 水は常温が最適ですね。
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