ザ・ジェット・エンジン!このストレートすぎる名前が逆に親しみやすさが無くなり、マニアックさがアップさせています。
この本にまず興味を持つ人は
1.航空業界で整備などメカニックに関わる人だと思います。(というか学校などで半強制的に読まされる)
2.次に航空オタクと呼ばれる人の中でメカに興味があり、さらにジェットエンジンという狭い分野に興味を持つ人
だと思います。 でも、この本を彼ら/彼女らだけに読ませておくのはもったいないです。どのような分野でも製造メーカ側の資料で書かれる本を一般人が読む事は出来ないと思います。
しかし、この本は誰でも買えます。誰でもロールスロイス社の公式の解説を読むチャンスがあると言うことです。
ジェットエンジンというエンジンの中でも単純な方に分類される物ですが、それでも複雑です。また、航空機という空飛ぶ乗り物に付いているため信頼性は工業製品の中でも良い方に分類されています。このジェットエンジンの歴史から内部構造、メンテナンス(これは一般論)までが分かってしまうのがこの本です。
工業製品を作り出す立場にある人はこの本を読む事をおすすめします。 安全性と性能の両立という背反する問題解決の助けになるはずです。